男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク134位の
A・マレー(イギリス)が第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 3-6, 7-5のフルセットで破り、3回戦進出を果たした。
>>ジョコらW&Sオープン対戦表<<>>大坂らW&Sオープン対戦表<<1回戦で
F・ティアフォー(アメリカ)を下していた2008・2011年のW&Sオープン覇者のマレーはこの日、11本のダブルフォルトを犯したズベレフを攻め立て合計4度のブレークに成功。2時間31分の熱戦を制し、ベスト16に駒を進めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載されている。
「これだけ長い間試合をしていないから、この波乱は予想されていたことかもしれないね。彼(ズベレフ)は最後までビッグサーブを出さなかったから、助かったけど、僕はハードに戦った。しばらくプレーしていなかったけど、この試合で勝つための良い努力をしたと思う。久しぶりに勝てたのはとても良かった」
元世界ランク1位のマレーはベスト8進出をかけて、3回戦で世界ランク30位の
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチは2回戦で同28位の
D・エヴァンス(イギリス)をストレートで下しての勝ち上がり。
ラオニッチ戦についてマレーは「彼(ラオニッチ)は素晴らしいサービスを持っている。今日のエヴァンスとの試合を少し見たんだけど、彼はサーブが良くて、アグレッシブなプレーをしている。彼がベストのプレーをしている時のだよ。そして、彼はけがにも苦しんでいた。戻ってきてくれてうれしい」と語った。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードのD・メドヴェデフ、第6シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)らが3回戦へ駒を進めた一方、第2シードの
D・ティーム(オーストリア)らが姿を消した。
これまでW&Sオープンはアメリカのシンシナティで行われていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と同じ会場で行われる。
全米オープンは31日に開幕予定。
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