テニス用品を展開するグローブライド株式会社は5月16日に都内某所で、8月3日発売の新製品特別発表会を行い、スペシャルゲストに
杉山愛が登場。tennis365.netのインタビューに応じ、
錦織圭と
大坂なおみについて語った。
1992年にプロ転向を果たした杉山は、単複合わせてツアー44大会でタイトルを獲得。特にダブルスでは2000年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)などグランドスラム3大会で優勝を飾り、2000年10月に日本人選手初となる世界ランク1位を記録した。
2009年の東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)を最後に現役を引退し、現在はテニス中継の解説や情報番組のコメンテーターとして活躍している。
【錦織は「完全復活した」】今年1月に右手首のけがから復帰した錦織は、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で
A・ズベレフ(ドイツ)や
M・チリッチ(クロアチア)らを破って準優勝。完全復活の兆しを見せた。
「モンテカルロでの準優勝で、完全復帰はしたかなと。テニスを見ていて、あのときはすごくキレもありましたし、久しぶりに圭らしいテニスを見せてもらったので、あの大会を見る限りは万全なんだなと思いました。」
続けて杉山は「やっぱりあのレベルのテニスをし続けることの難しさというのはあると思います。(他の選手に比べて)身体があまり大きくない分、ここから身体というところがキーになると思いますね」とコメントした。
【大坂「GS優勝の可能性が見えてきた」】20歳の大坂は今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・マンダトリー)で
S・ハレプ(ルーマニア)らを破ってツアー初優勝。続くマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、プレミア・マンダトリー)では元世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)を破るなど、好調な戦いぶりを見せている。
シングルスでもツアー6大会の優勝を誇る杉山は「彼女の調子が乗っている時はトップ選手でも力でねじ伏せてストレート勝ちできるようなくらい充実しています。(プレーが)噛み合ってグランドスラムでもなんでも最後まで戦いきることができたら、優勝する可能性が充分が見えてきた、そういった実力が今の彼女にはついてきているなというのを感じますね」と称賛した。
【クレーコートは「忍耐力が必要」】現在ツアーが行われているクレーコートは球足が遅くラリーが続きやすいため、心身ともにタフな戦いが強いられる。
クレーコートの戦い方について杉山は「クレーコートは独特で、なかなか決まらないので、ディフェンス力が高まる分忍耐力が必要。気持ちの上でもそうですし、試合が長くなるのでそういう意味では体力も必要だし、すごくメンタルもフィジカルも一番求められるのがクレーコートかなと思います」とコメント。
短い芝シーズンを挟んで始まる夏のハードコートシーズンに向けては「やはり、全米オープンのシーズンは長いので、けがする選手が増えてくる中で、どれだけ最後まで気持ちを強く持ちながら最後(ツアーを)回りきれるかという意味ではすごく身体のケアと自分の調整力が求められるかなと思います」と話した。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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