テニス関係者死去暴走事件

カナダ・テニス協会のテニス・カナダは２４日に公式サイトで、協会メンバーの１人であるアン=マリー・ダミコ氏が２３日にトロントで起きた車の暴走事件で亡くなったことを明かした。

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カナダ最大の都市であるトロントで起きた悲惨な事件は、現地２３日１３時３０分ごろに発生。暴走したワゴン車が歩道に突っ込み歩行者を次々とはね、これまでに１０名が死亡、１５名が負傷している。容疑者はすでに拘束された。

亡くなったダミコ氏は１２歳からロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、ハード）のボールパーソンとしてボランティアで働き始め、最近では資産運用会社のインベスコで働く傍らでスタジアム・コントロール部門の委員長を務めていた。

２０１６年には「ボランティア・オブ・ザ・イヤー」に選ばれており、親族もボランティアとしてロジャーズ・カップに長年携わった。

アン=マリー・ダミコ氏の祖母、母親、父親、兄弟と合わせると、ダミコ一家は８４シーズン分のボランティア活動をロジャーズ・カップに捧げていた。

テニス・カナダのプロフェッショナル・イベント担当である副会長のギャビン・ジフは協会公式サイトで哀悼の意を示した。

「今回の悲惨な事件でアン=マリーの家族とショックを受けた方々にお悔やみ申し上げます。アン=マリーはロジャーズ・カップで働くために生き、毎年夏に彼女の仲間のボランティアを見かけた。この大会は彼女の人生で大きな部分を占め、我々のチームに彼女が毎年夏にいたことはとても幸運だ。彼女のロジャーズ・カップへの情熱は広まりやすく、彼女がどれほど素晴らしい人物であるかや、他の人々のためにしてきた素晴らしいことを世界に知らせることができて誇りに思う」

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