男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、第4シードの
錦織圭が第25シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-2, 6-2のストレートで下し、3年連続3度目のベスト16進出を果たした。
>>錦織 4回戦1ポイント速報<<>>BNPパリバ対戦表<<第1セット、錦織はファーストサービスの確率が上がらないミュラーの隙をつき、パッシングショットを決めるなどで第3ゲームでブレークに成功。その後もストロークで優位に立った錦織が第5ゲームで再びミュラーのサービスゲームを破ってこのセットを先取。
第2セットも勢いに乗る錦織は、第1ゲームで先にブレークに成功。サービスを軸にポイントを先行した錦織が試合の主導権を握り、リードを守ってストレートで勝利した。
逆転勝ちをおさめた2016年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)準決勝に続き、ビッグサーバーのミュラーに4連勝とした。
錦織は4回戦で、第14シードの
L・プイユ(フランス)と世界ランク60位の
D・ヤング(アメリカ)の勝者と対戦する。
今大会は、初戦の2回戦で世界ランク41位の
D・エヴァンス(英国)をストレートで下して3回戦に駒を進めていた。
BNPパリバ・オープンには、今年で7年連続9度目の出場。過去最高のベスト8入りを果たした昨年は、準々決勝で
R・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。
今季は、2月のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)を欠場してアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)とリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)のクレー2大会に第1シードで出場。
アルゼンチン・オープンは準優勝を飾ったが、リオ・オープンでは1回戦で地元の
T・ベルッチ(ブラジル)にストレートで敗れ、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約1年半ぶりの初戦敗退を喫した。
また、今大会は準々決勝で対戦する可能性があった第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)は、世界ランク136位の
T・フリッツ(アメリカ)に逆転で敗れて初戦で姿を消した。
その他の日本勢では、13日のシングルス3回戦で世界ランク70位の
西岡良仁が第13シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を1-6, 7-6 (7-5), 6-4の大逆転で破る金星をあげ、自身初のマスターズ16強入りを果たした。
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