女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード、WTAプレミア)は25日、シングルス決勝戦が行われ、18歳の
大坂なおみ(日本)は元世界ランク1位の
C・ウォズニアキ(デンマーク)に5-7, 3-6のストレートで敗れ、ツアー初優勝とはならなかった。もし優勝していた場合、日本勢では1995年の
クルム伊達公子(日本)以来21年ぶりの快挙だった。
>>東レ対戦表<<決勝戦、第1セットの第3ゲームで強烈なリターンエースを決めた大坂がブレークに成功する好スタートを切った。しかし、その後は3度のブレークを許して、このセットを落とす。
第2セットに入ると大坂は失速し、第6・第7・第8ゲームを連取する反撃を見せたが、勝利を手にすることは出来なかった。
今年のグランドスラムでは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の3大会で3回戦へ進出する活躍を見せた。
現在18歳の大坂はハイチ出身のアメリカ人の父親と日本人の母親とのハーフで、恵まれた体格から「和製
S・ウィリアムズ(アメリカ)」との声も高い。身長180センチを活かした高速サービスが持ち味で、その速さは時速200キロにまで及ぶ。
一方、優勝した元女王のウォズニアキは、2010年以来6年ぶり2度目のタイトル獲得を果たした。
今年は足首の故障に悩まされたが全米オープンでノーシードからベスト4へ進出し、世界ランキングは28位まで浮上している。
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