テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会4日目の1日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が世界ランク45位の
M・グラノジェルス(スペイン)を6-4, 6-1, 6-4のストレートで下し、11年連続の3回戦進出を決めた。
アーサー・アッシュ・スタジアムで行われたこの試合、現地は雨のため他の試合は一時中断となっていたが、センターコートは移動式の屋根が閉じられた状態で行われた。
第1セットの第10ゲームではデュースが続く接戦となったが、最後はマレーが取りきってこのセットを先取。勢いに乗ったマレーは第2セットも難なく取り、第3セットではグラノジェルスに1度もブレークを許さず、2時間22分で勝利した。
マレーは、グラノジェルスとの対戦成績を7勝1敗とした。
3回戦では、第30シードの
G・シモン(フランス)と
P・ロレンジ(イタリア)の勝者と対戦する。
世界ランク2位のマレーは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)と今季行われたグランドスラム全てで決勝へ進出。その内、ウィンブルドンでは
M・ラオニチ(カナダ)を下して優勝を飾った。
また、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では史上初の五輪連覇を達成。今大会の前哨戦であるW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)では
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝を果たし、今大会へ挑んでいる。
昨年の全米オープンでは、4回戦で
K・アンダーソン(南アフリカ)に敗れた。
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