男子テニスで世界ランク6位の
錦織圭(日本)が22日、自身の公式ブログを4月29日以来 約3カ月ぶりに更新し、芝のシーズンに負傷した左脇腹について「まだ少し横腹に痛みがある」と綴り、現在の状態を報告した。
今年6月のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)で左脇腹を痛めた錦織は、その痛みと戦いながらウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)へ出場し、2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
しかし、
M・チリッチ(クロアチア)との4回戦では痛みが限界に達し、無念の途中棄権となった。
今回のブログは「カリフォルニアで練習」と題し「これから夏のシーズンは大きな大会が連続してあるので様子をみながらやっていきます」と来週から開幕するロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)、さらに8月からのリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)、W&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に気を引き締めた。
4回戦で途中棄権したウィンブルドンについては「痛みがありながらも3試合戦い勝てたこと、微量ながらもこのポイントは大きいです」と振り返った。
また、クレーコート・シーズンは「今までで一番良かったです。これだけ安定して結果が出たのは嬉しかった」と綴った錦織は世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)とBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)のマスターズ2大会連続でベスト4進出の好成績を残したことに手応えを感じている様子だった。
最後に「ハードコートでの感覚を思い出してまた頑張ります!」と意気込んだ。
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