テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会12日目の2日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 7-5, 6-3のストレートで下して6年連続のベスト4進出を決め、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成まであと2勝とした。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、第1セットを難なく先取したジョコビッチは2度のブレークで第2セットを連取。第3セットでは先にブレークを許した苛立ちからラケットを叩きつける場面もあったが、難敵ベルディヒをストレートで下して4強入りを果たし、対戦成績を24勝2敗とした。
準決勝では、第12シードの
D・ゴファン(ベルギー)と第13シードのD・ティエムの勝者と対戦する。
これまで全豪オープンで6度、ウィンブルドンで3度、全米オープンで2度のタイトル獲得を誇るジョコビッチだが、未だ全仏オープンでは優勝に至っておらず、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成がかかる今大会への想いは人一倍強い。
全仏オープンでは過去に3度の決勝へ進出するも、2012年と2014年は
R・ナダル(スペイン)に、昨年は
S・ワウリンカ(スイス)に敗れて優勝を阻まれた。
またジョコビッチらが位置するトップハーフ(対戦表の上半分)では、第4シードのナダルが手首の負傷で、第5シードの
JW・ツォンガ(フランス)は内転筋の肉離れで棄権している。
【ジョコビッチ 過去の全仏OP決勝戦】<2015年>
N・ジョコビッチ 6-4, 4-6, 3-6, 4-6 S・ワウリンカ
<2014年>
N・ジョコビッチ 6-3, 5-7, 2-6, 4-6 R・ナダル
<2012年>
N・ジョコビッチ 4-6, 3-6, 6-2, 5-7 R・ナダル
■関連ニュース■
・ジョコ 史上初の賞金1億ドル・ジョコ 観客の傘で暇つぶし・ジョコ 錦織は「過去最高」