男子テニスで元世界ランク8位の
J・メルツァー(オーストリア)が、左肩の手術を受けることから、今後約9カ月のツアー離脱を余儀なくされることを公にすると同時に、来年開催されるリオ・オリンピックへの出場も断念する意向であることを明らかにした。
2011年4月に自己最高位となる8位を記録したメルツァーは、近年は左肩の痛みに悩まされながらツアーを続けていたが、今季最後のグランドスラムである全米オープンを最後にその後はコートに立っておらず、今シーズンを世界ランク155位で終えている。
メルツァーは現在34歳で、2010年に自己最高位の6位を記録しているダブルスでも活躍を見せており、リオ・オリンピックではダブルスでの出場を目指していた。しかし自身の公式フェイスブックでは「3カ月の地道な治療を続けてはいたが、損傷している関節唇の関節鏡視下手術を受けて治療する決断を下した。」と手術へ踏み切る決意を綴っていた。
1999年のウィンブルドン・ジュニア・チャンピオンであるメルツァーは、これまでダブルスで13度の優勝経験を持ち、それには2010年のウィンブルドンと全米オープンでのタイトルも含まれている。そのグランドスラム優勝はいずれも
P・ペッツシュナー(ドイツ)と組んで果たしていた。
(STATS - AP)
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