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フェデラー 落胆の色隠せず

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は、13日に行われた男子シングルス決勝で、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)の前に4-6, 7-5, 4-6, 4-6で敗れた第2シードのR・フェデラー(スイス)は、多くのチャンスを手にしながらの敗戦に落胆の色が隠せなかった。

この試合の最後のゲームとなった第4セット、第10ゲームのジョコビッチのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでも3度のブレーク・チャンスを活かせず敗退したフェデラー。試合を通してもジョコビッチは13度のチャンスを6度活かしての勝利ながら、フェデラーは23度もチャンスを握りながら4度しか活かすことが出来なかった。

「全くもって残念でならない。チャンスが自分のラケットの中にあったのに。」とフェデラーは心境を語っていた。

この日の敗戦は、今年のウィンブルドンの決勝戦のように、フェデラーが第2セットを奪うものの、セットカウント1ー3で敗れる展開だった。

今大会でも好調なサービスゲームを披露していたフェデラーだったが、この日は序盤からその勢いに陰りが見えていた。そのことについてフェデラーのコーチで6度のグランドスラム優勝を果たしたS・エドバーグ(スウェーデン)は、試合が始まった時の状況からも納得すると語っていた。試合は雨のために3時間以上開始が遅れ、気温も下がり湿気からコートも遅くなっていた。

「だからあのようなプレーになってしまったんだ。」とエドバーグは振り返った。

第4セットでは2度のブレークを先に許したフェデラーだったが、ジョコビッチの最初のサービング・フォー・チャンピオンシップでブレークバックに成功。しかし、次のジョコビッチのサービングゲームでは、3度のブレークポイントを握り、ゲームカウントを5ー5にするチャンスを手にしていたが活かすことが出来なかった。

そしてピンチをしのいだジョコビッチが試合に終止符を打ち、10度目のグランドスラム優勝を手にした。

「彼(フェデラー)は、彼に勝とうとすると自分の最高のプレーを必要とさせる選手。」とジョコビッチはフェデラーのことを表していた。

先日に行われた女子シングルスの決勝戦を制した33歳のF・ペネッタ(イタリア)が、試合後のセレモニーで突然の引退宣言をしたことを受けて、引退への可能性を問われた34歳のフェデラーは「みなさん、また来年会いましょう。」と、引退の可能性を一蹴していた。

会場に詰め掛けた多くの観客は、フェデラーの18度目のグランドスラム優勝を望んでいた。ジョコビッチがファーストサービスを失敗した時でさえ喜びを表したほどだった。

「観客のみなさんが自分を後押ししてくれている。それは確実に今でもプレーを続けている要因の1つさ。そしてこの素晴らしい、鳥肌が立つような瞬間のためにね。」

フェデラーは2012年のウィンブルドン以降、グランドスラムでのタイトル獲得がない。しかし、今なお第2シードに位置し、進化を続けている彼のテニスを見る限りでは、更なる優勝もありえると感じさせる。

エドバーグは「まだ彼(フェデラー)を外すことはできない。今のレベルを維持していければ、またグランドスラムの優勝も手にするだろう。」とフェデラーの可能性を認めていた。

(STATS - AP)

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