ジョコビッチベッカーを語る

テニスのグランドスラム、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル）の男子シングルス２回戦でＡ・クズネツォフ（ロシア）を6-0, 6-1, 6-4のストレートで勝利し、順当に３回戦進出を決めた第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）。

過去同大会でジョコビッチは２００８年に初優勝を果たし、２０１１・２０１２・２０１３年には３連覇を達成している。

コーチにＢo・ベッカーを迎えて２年目となるジョコビッチは、今回松岡修造（日本）氏によるインタービューを受け、コーチのベッカーについて、ベッカーを迎えた自身のことについて、さらに世界の子供たちについて答えた。

-Ｑ．おめでたいことが続きましたね。生活は変わりましたか？
「もちろん生活は変わりました。でも、テニスへの姿勢は変わりませんよ。子供が産まれ、モチベーションは更に上がりました。」

「いつか大きな大会で僕の試合を息子が応援に来てくれるかもしれない。それは僕と妻の希望になっていて、毎日を大切に過ごしています。」

-Ｑ．ベッカーがコーチに加わってから、ジョコビッチは以前より攻撃的になりましたね？
「確かに最近はネットに出ることが増えたかもしれません。僕はベースラインでのプレーが得意ですが、チャンスがあれば前に詰めるようにしています。かなり慣れてきたので、以前より早くポイントを奪うことが可能になりました。」

「ベッカーが僕のチームに加わったのは、ちょうど１年前です。彼のやり方はいいですよ。慎重ですし強制されることはありません。チームのペースやリズムを尊重してくれて、輪の中に上手く溶け込んでくれました。」とコーチのベッカーについてコメントした。

また、ジョコビッチは「もっと多くの子供たちにテニスをしてほしいです。でも強制はしてほしくないですね。現在のスポーツ界はメンタルもフィジカルも求められるものが多いから大変です。」

「親は子供に努力を強制しがちですが、逆効果になる可能性があります。強制ではなくスポーツへの愛と情熱を育てる、そのバランスが重要ですね。」と世界の子供たちへの想いを語った。

第１シードのジョコビッチは、１月２４日に行われるシングルス３回戦でＦ・ベルダスコ（スペイン）と対戦する。

（コメントはWOWOWから抜粋）