男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル（イギリス/ロンドン、ハード）に第６シードで出場している元王者のＲ・フェデラー（スイス）が、今シーズンについて語った。
３２歳のフェデラーはグランドスラムで歴代最多１７度の優勝をしているものの、今シーズンではゲリー・ウェバー・オープンの１大会のみのタイトル獲得となっている。
過去７度優勝しているウィンブルドンでは、２回戦で当時世界ランク１１６位のＳ・スタコフスキ（ウクライナ）に敗れる大番狂わせが起きた。その後もトップ５０位圏外の選手に敗れるなど、今季は不調と囁かれていた。
「これまでの優勝ばかりしていたシーズンと２０１３年を比べると、激しい戦いに勝つ事が必要だった。今は、やっとその激しい戦いに勝つ事が出来てきた。それが良い戦いのレベルに自分を導いてくれている。」
「大きな怪我から復活しているのではない。今の自分は、アップダウンの激しいテニスや、色々な事をリセットするための多くの挑戦、そして自信やフットワークを取り戻す事などから復活している。だから、全く違う状況なのさ。」
現在行われているATPワールドツアー・ファイナルでフェデラーは、予選ラウンドロビンで第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）に敗れるも、第８シードのＲ・ガスケ（フランス）に勝利して１勝１敗としている。フェデラーはグループ上位２選手しか進出出来ない準決勝進出をかけて、現地土曜日に第４シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）と対戦する。
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（翻訳・記事/弓削忠則）
（2013年11月8日15時16分）
西岡良仁 世界325位と対戦も棄権 
