男子テニスツアーのクレディ・アグリコル・スイス・オープン（スイス/グシュタード、レッドクレー）は２５日、シングルス２回戦が行われ、第１シードで元世界ランク１位のＲ・フェデラー（スイス）は世界ランク５５位のＤ・ブランズ（ドイツ）に3-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦で姿を消す波乱が起きた。フェデラーが初戦で姿を消すのは、２０１０年のBNLイタリア国際男子以来３年ぶりの事となった。
フェデラーとブランズは先週行われたベット・アット・ホーム・オープンでも対戦しており、その時はフェデラーが3-6, 6-3, 6-2の逆転で勝利していた。
この試合、フェデラーはブランズのサービスゲームで５度のブレークチャンスを握るも、１度もブレークをする事が出来なかった。さらに、ブランズに２度のブレークを許したフェデラーは、１時間５分で初戦敗退となった。
今大会の上位４シード選手は１回戦が免除されているため、フェデラーは２回戦からの登場だった。
今年、大会７度の優勝を誇るウィンブルドンでフェデラーは、当時世界ランク１１６位のＳ・スタコフスキ（ウクライナ）に敗れる大番狂わせに見舞われた。さらに、先週のベット・アット・ホーム・オープンでは準決勝で、当時世界ランク１１４位のＦ・デルボニス（アルゼンチン）にストレートで敗れる番狂わせが起きたため、２大会連続でトップ１００位圏外の選手に敗れていた。
また、ウィンブルドン後に発表された世界ランキングでは、２００３年６月以来１０年ぶりにトップ４から転落し５位へ後退した。
一方、大金星を飾った２６歳のブランズは、今年の全仏オープン１回戦でＲ・ナダル（スペイン）と対戦し、持ち味の強打を武器に第１セットを先取する活躍をみせていた。これまでブランズはツアーで優勝した事はなく、自己最高ランクは今年７月８日に記録した５３位である。
準々決勝でブランズは、Ｖ・ハネスク（ルーマニア）と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｍ・グラノジェルス（スペイン） vs. ●Ｆ・デルボニス, 6-2, 7-5
●Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）(8) vs. ○Ｖ・ハネスク, 6-7, 2-3 (途中棄権)
●Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア）(3) vs. ○Ｒ・ハース（オランダ）, 2-6, 2-6
●Ｒ・フェデラー(1) vs. ○Ｄ・ブランズ, 3-6, 4-6
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（2013年7月26日9時26分）
大坂なおみら 全米OP8強出揃う 
