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ATP(プロテニス協会)会長であるブラッド・ドゥリューウェット氏が5月3日、シドニーの自宅で亡くなったことが発表された。54歳の若さだった。
ドゥリューウェット氏は、2012年1月に運動ニューロン疾患のルー・ゲーリック病を患っていることを発表、グランドスラム大会の賞金額を高めることに貢献していた。
また、ドゥリューウェット氏は1990年に引退するまでシングルスでは2つのタイトルを獲得し最高ランク34位、ダブルスでは7つのタイトルを獲得し同18位とプレイヤーとしても高い成績を残している。
昨年スポーツ・ビジネス・ジャーナルはドゥリューウェット氏を「最も影響力のある50人」に選出、ドゥリューウェット氏の交渉が高く評価され、最終的に4つのグランドスラム大会全てにおいて過去最高の賞金総額となった。
各選手から悲報へのコメントが寄せられている。(一部抜粋)
R・ナダル(スペイン)「今日はスポーツ界、テニス界にとってとても悲しい日になった。安らかにお眠り下さい。」
R・フェデラー(スイス)「親愛なる友人であり、リーダーであるブラッド・ドゥリューウェット氏の知らせを聞いて深く悲しんでいる。」
錦織圭(日本)「ATPにとってとても大事な人を失ったと思います。御冥福をお祈りします。」
ムチュア・マドリッド・オープンのドロー抽選会、ポルトガル・オープンの男子準決勝を行う前のセンターコートで、それぞれ1分間の黙祷を行う予定。
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