元女王ウォズニアキが、暑さに負けず親友下す◇アピア国際女子

女子テニスツアーのアピア国際女子（オーストラリア/シドニー、賞金総額６９万ドル、ハード）は６日に開幕し、シングルス１回戦４試合が行われ、第７シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）はＵ・ラドワンスカ（ポーランド）を6-1, 6-2の快勝で下し２回戦へ進んだ。

世界ランク１０位で元女王のウォズニアキは、同４位で今大会の第１シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）の妹のウルシュラに対して、第１セットは１度もブレークポイントを与えず、２度のブレークに成功し、このセットを先取。

第２セットでは１度ブレークを許したウォズニアキだったが、このセットでも３度のブレークを奪うと、７４分のストレートで親交の厚いウルシュラを一蹴して２回戦進出を決めた。

「今日は本当に暑かった。特に第２セットの終わりの方は、暑さが増していたの。状況は最高のものではなかったけど、お互いベストを尽くしたプレーをしていたわ。ウルシュラはとても仲の良い選手の一人。良く知っているし、一緒に練習もしている仲。そんな彼女から勝利を飾れて安心しているし、シーズン最初の試合を勝利で飾れてとても嬉しい。」とウォズニアキは、試合後に気持ちを語っていた。

準々決勝進出をかけてウォズニアキは、Ｊ・ジョルジュ（ドイツ）と予選を勝ち上がったＳ・クズネツォワ（ロシア）の勝者と２回戦で対戦する。

この日行なわれた試合結果は以下の通り。

●Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国） (5) vs. ○Ｄ・チブルコワ（スロバキア）, 1-6, 1-6
○Ｃ・ウォズニアキ (7) vs. ●Ｕ・ラドワンスカ, 6-1, 6-2
○Ｍ・キリレンコ（ロシア） vs. ●Ｏ・ロゴウスカ（オーストラリア）, 7-5, 6-2
●Ｖ・レプシェンコ（アメリカ） vs. ○Ｅ・マカロバ（ロシア）, 4-6, 6-4, 1-6

今大会の優勝賞金は１１万７０００ドル。

(翻訳/弓削忠則)