男子テニスのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ（フランス/パリ、賞金総額２４２万７９７５ユーロ、インドアハード）は３０日、シングルス１回戦残り６試合と２回戦５試合が行われ、第６シードのＪＷ・ツォンガ（フランス）がＪ・ベネトー（フランス）に6-2, 4-6, 7-6 (7-2)のフルセットで勝利、２回戦突破を決めた。
世界ランク７位のツォンガは同３７位のベネトーから第１セットをあっさり奪ったものの、第２セットはベネトーの反撃に合い、試合はフルセットへともつれた。
勝敗を決める第３セットは第８ゲームでブレークに成功したツォンガが、ゲームカウント５－３とリードし、サービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。しかし粘るベネトーにブレークバックを許すと、勝敗の行方はタイブレークへ。
そのタイブレークでは序盤でミニブレークに成功したツォンガが４－２とリードすると、そこから３ポイントを連取し、２時間２４分で同胞対決に終止符を打った。
ツォンガは今大会２００８年時に優勝を飾っている。その時はＲ・シュティエパネック（チェコ共和国）、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）、Ａ・ロディック（アメリカ）、Ｊ・ブレーク、Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン）を下し、優勝していた。
準々決勝進出をかけてツォンガは、第１１シードのＮ・アルマグロ（スペイン）とＡ・ラモス（スペイン）の勝者と３回戦対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【１回戦】
Ｊ・シャーディ（フランス） ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン）, 6-0, 6-3
Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア） ○-× Ｊ・メルツァー（オーストリア）, 7-6 (7-2), 6-2
Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス） ○-× Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）, 6-4, 7-5
Ｉ・セイスリン（オランダ） ○-× Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）, 6-4, 6-2
Ｍ・ロドラ（フランス） ○-× Ｄ・ヒメノ=トラバー, 7-5, 6-3
Ｓ・クエリー（アメリカ） ○-× Ｆ・ベルダスコ（スペイン）, 6-1, 1-1, 途中棄権
【２回戦】
Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国） (5) ○-× Ａ・セッピ（イタリア）, 7-6 (8-6), 6-2
ＪＷ・ツォンガ (6) ○-× Ｊ・ベネトー, 6-2, 4-6, 7-6 (7-2)
Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド） ○-× Ｍ・チリッチ（クロアチア） (13), 7-6 (8-6), 6-2
錦織圭（日本） (15) ○-× Ｂ・パイユ, 7-6 (7-2), 6-2
Ｓ・ワウリンカ（スイス） (16) ○-× Ｃ・ベルロク（アルゼンチン）, 6-3, 6-2
今大会の優勝賞金は４７万９０００ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
（2012年10月31日13時08分）
【告知】日本vsイギリス BJK杯 準々決勝 
