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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、ノーシードから勝ち上がっていた元世界女王V・ウィリアムズ(アメリカ)が同じくノーシードのM・ニクルスク(ルーマニア)を6-2, 6-3で一蹴し、2年強ぶりの優勝を飾った。ヴィーナスは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
相次ぐ故障および免疫系の疾患により2年連続でシーズンを棒に振っていたヴィーナスだが、決勝戦では安定したプレーをみせ、対戦対手を圧倒し復活の優勝となった。一方、WTAツアー初優勝をねらっていたニクルスクはミスが多く、自滅気味だった。
試合後、ヴィーナスは「決勝に到達するまでとても大変だったわ。準決勝のA・ペトコビッチ(ドイツ)戦は本当にタフだったし、その前の2試合も楽ではなかった。1回戦でさえ集中力を高めたプレーをしなければならなかった。モニカ(ニクルスク)は今大会で2年連続の決勝進出だから、この大会とは相性がいい。決勝では5本、6本、7本といつも以上にショットを放たなければならなかったわ。彼女のプレーはトリッキーだから、我慢できなくならないように準備が必要だったのよ。」と振り返った。
またヴィーナスは「スコアは簡単にみえるけれど、第1セットは6-2なのに42分もかかったわ!彼女と対戦するときにはラリーが長く続く。ボールが何度も行き来するので、集中力を切らさずに攻め切ることが必要だったわ。」と戦術を明かした。
「今大会では、ただよいテニスをすることを目標としていた。優勝できるかどうかは分からなかったから、今ここで優勝者として立てていることは、今シーズンが終盤に向かいつつある中ですばらしいこと。来年のシーズンも楽しみね。」
ヴィーナスは続けて「今大会に出場した主な目的はトップ32に入り、来年の全豪オープンでシード権を獲得すること。今回の優勝で32位前後にランキングが上がっているといいんだけど。でもいずれにしても色々苦労があったから、優勝できて何より。」とも語っていた。
32歳になったヴィーナスはこれでツアー44勝目を決めた。44勝には四大大会での7度の優勝が含まれている。
一方、世界ランキング70位のニクルスクは昨年の今大会でも準優勝に終わっており、リベンジはならなかった。
ヴィーナスの優勝は2010年のシーズン序盤以来のことで、その際にはドバイとアカプルコの大会で優勝していた。
(翻訳/森田系太郎)
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