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女子テニスツアーのクレムリンカップ女子(ロシア/ モスクワ、賞金総額74万ドル、ハード)は19日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第2シードのM・バルトリ(フランス)を破って勝ち上がっていたノーシードのS・アービッドソン(スウェーデン)がこの日も快進撃を続け、第7シードのM・キリレンコ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで撃破するなどし、ベスト4が出揃った。
「マリア(キリレンコ)は本当にタフで攻撃的な選手です。私は良いサーブを打って、ストロークを深く打って彼女にコートの中でボールを打たせないようにしました。この大会はプレミア大会なので、少し緊張してしまいましたが、なんとかプレーすることができました。準決勝に進出できて本当にうれしいです。」とアービッドソン。この日の勝利がアービッドソンにとって自身2度目のプレミア大会でのベスト4進出となった。
アービッドソンは決勝進出をかけて、第3シードで世界ランク11位のC・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。ウォズニアキは第5シードで本大会のディフェンディングチャンピオンでもあるD・チブルコワ(スロバキア)と対戦。6-2, 6-7(1-7), 6-1のシーソーゲームをウォズニアキが制し、準決勝に進出していた。
「彼女(チブルコワ)との差は、私が最後まで高いレベルでのプレーを続けられたことにあると思うわ。そのおかげで、第3セット序盤の重要なポイントを取ることが出来ました。テニスでは時に重要なポイントを失ってセットを奪われることがあるの。もし私がセカンドセットの終盤で良いプレーができていたら、試合は6-4とか7-5とかで終わっていたでしょう。でもそれができなかったので試合が第3セットまでもつれてしましました。」とウォズニアキ。
ウォズニアキとアービッドソンの対戦成績は6勝2敗でウォズニアキがリードしているが、今年のインディアン・ウェールズでの対戦では、ウォズニアキが3-6, 7-5, 6-2で勝利したものの、アービッドソンが6-3, 5-4とあと一歩のところまで追い詰めていた。
「このコートはとても遅いので、ここでキャロライン(ウォズニアキ)に勝つのは本当に大変なことね。でも今年彼女と何度か試合しているし、もう一歩のところまできていると感じているの。彼女は本当に仲の良い友人で、お互いのことを知り尽くしているから、とてもタフな試合になるでしょうね。」とアービッドソン。
準決勝のもう一方の対戦は、第1シードのS・ストザー(オーストラリア)と第4シードのA・イバノビッチ(セルビア)との対戦が決まった。ストザーはK・ザコパロバ(チェコ共和国)に6-1, 6-3で、イバノビッチはV・ドロンツ(ロシア)を6-4, 6-1で、両者ともにストレートで準々決勝に勝利していた。
ストザーとイバノビッチの対戦成績は2勝2敗となっているが、ハードコートではストザーが2勝とリードしている。
この日行われた試合結果は以下の通り。
S・ストザー (1) ○-× K・ザコバロバ, 6-1, 6-3
A・イバノビッチ (4) ○-× V・ドロンツ, 6-4, 6-1
C・ウォズニアキ (3) ○-× D・チブルコワ, 6-2, 6-7(1-7), 6-1
S・アービッドソン ○-× M・キリレンコ(7), 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は12万2000ドル。
(翻訳/大木茂敬)
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