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ベスト8にキリレンコ、ストザーなどが名を連ねる◇クレムリンカップ女子

女子テニスツアーのクレムリンカップ女子(ロシア/ モスクワ、賞金総額74万ドル、ハード)は18日、シングルス2回戦残り4試合が行われ、地元期待を背負う第7シードのM・キリレンコ(ロシア)Y・シュウェドワ(カザフスタン)を7-5, 6-4のストレートで下すなど、ベスト8が出揃った。

第1セットの出だしで、いきなり2度のブレークを奪われたキリレンコはゲームカウント1-5とシュウェドワにリードされてしまう。しかしそこから徐々にリズムを掴んだキリレンコが6ゲームを連取して第1セットを先取。

第2セットでも1度ブレークを許したキリレンコだったが、2度のブレークをシュウェドワから奪い、1時間53分で勝利を飾り、対戦成績を2勝1敗とリードした。

「今年の彼女(シュウェドワ)はトップ選手を何人も倒していたし、今日も出だしから高いレベルのプレーをしていた。自分自身のプレーをするのがとても難しかったけど、第1セットを逆転で取ってからは流れを掴む事が出来た。彼女の弱点を見つけられたし、攻撃的なプレーも出来た。そして最後には勝利を掴む事が出来てとても嬉しい。」とキリレンコは苦しい展開からの勝利に喜びを表していた。

キリレンコは今季4回目の準決勝進出を懸けてS・アービッドソン(スウェーデン)と準々決勝で対戦する。

この日は上位シード勢も順当な勝ち上がりを見せた。第1シードのS・ストザー(オーストラリア)A・コルネ(フランス)を7-6 (8-6), 7-5で、第4シードのA・イバノビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がったV・ソロヴィエワを6-1, 6-4で倒してベスト8へ名を連ねた。

世界ランク9位のストザーは同ランク43位のコルネに、第1セットは2度ずつのブレークからタイブレークへもつれる接戦を強いられた。そのタイブレークも両者譲らない展開から終盤で突き放したストザーが先取。

第2セットも2度ずつのブレークから接戦となったが、終盤で3度目のブレークに成功したストザーが、ストレートながら2時間29分の接戦を制してコルネを退けた。ストザーはこれでコルネとの対戦成績を2勝2敗の五分にした。

3年ぶりにコルネとの対戦だったストザーは「これまでの対戦も厳しいものばかりだった。それでもしばらくぶりの対戦で、お互いテニスのレベルを上げていた。もっと早い段階でポイントを決められるチャンスがたくさんあったけど、彼女(コルネ)がそれをさせてくれなかった。それでも自分がしている事は正しいと信じてプレーを続けて勝利を掴む事が出来た事は大切な事。」と勝利に安堵の色を浮かべていた。

世界ランク12位のイバノビッチは、第1セットは同ランク216位のソロヴィエワに握られた3度のブレークポイントを退けると2度のブレークを奪い圧倒。

しかし第2セットに入ると徐々にプレーのレベルを上げたソロヴィエワになかなかブレークが奪えなかったイバノビッチだったが、このセットも1度もブレークをソロヴィエワに与えず、唯一のブレークに成功すると65分の快勝でソロヴィエワを退けた。

準々決勝でストザーはK・ザコパロバ(チェコ共和国)と、イバノビッチは予選を勝ち上がったV・ドロンツ(ロシア)と対戦する。

イバノビッチはドロンツとの対戦に「あまり良く知らない選手でプレーも見た事がない。それでもこの大会は予選から勝ち上がって来ていて、今日も素晴らしいプレーをしていた。良いプレーが出来るようにしたい。」と、次の試合へ気持ちを引き締めていた。

そのドロンツはこの日、S・ハレプ(ルーマニア)を6-1, 6-0の快勝で退けていた。23歳のドロンツは昨年7月には自己最高位の86位を記録していた。しかし昨年の全仏オープンで2回戦敗退後は、ツアー下部大会含め12大会に出場し4勝12敗と思うようなプレーが出来ずランキングを落としてシーズンを終えていた。

現在世界ランク160位のドロンツは、この日は同ランク48位のハレプに、第1セットのゲームカウント1-1から実に11ゲームを連取し、ハレプを69分で一蹴し、昨年7月以来のWTAツアーでのベスト8入りに成功した。

「彼女(ハレプ)に対しては作戦があった。彼女のフォアハンドへ攻撃的なショットを打つと短いボールが返って来るから、それをしっかり決める事が出来た。それをミスなく続けられた。それでもこんなスコアーで勝てるなんて思っていなかった。3時間くらいの接戦も予想して臨んでいた。」とドロンツは快勝に自分自身も驚いていた。

この日行われた試合結果は以下の通り。

S・ストザー (1) ○-× A・コルネ, 7-6 (8-6), 7-5
A・イバノビッチ (4) ○-× V・ソロヴィエワ, 6-1, 6-4
M・キリレンコ (7) ○-× Y・シュウェドワ, 7-5, 6-4
V・ドロンツ ○-× S・ハレプ, 6-1, 6-0

今大会の優勝賞金は12万2000ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年10月19日13時05分)

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