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女子テニスツアーのタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、賞金総額22万ドル、ハード)は10日から始まり、シングルス1回戦5試合が行われ、第2シードのU・ラドワンスカ(ポーランド)がM・T・トッロ=フロールを6-4, 7-5で、第3シードのA・コルネ(フランス)がN・ブラチコワ(ロシア)を6-1, 6-3で下すなど、シード勢が順当な勝ち上がりを見せた。
この日発表された最新の世界ランクで、自己最高位の40位を記録したラドワンスカは、同ランク112位のトッロ=フロールに第1セットは2度のブレークを奪われたものの3度のブレークを奪い返し、接戦を制してそのセットを先取する。
しかし第2セットは一変。トッロ=フロールが出だしから2度のブレークに成功すると一気に5-1とリードを奪い試合はフルセットにもつれるかと思われた。しかしそこからトッロ=フロールは勝利を意識したのかなかなかポイントが取れず、そこを攻め立てたラドワンスカが一気に5ゲームを連取して逆転に成功すると、続くゲームも反撃を許さず奪い取ると1時間46分のストレートでラドワンスカが初戦突破を決めた。
「これまで彼女(トッロ=フロール)とは対戦した事がなかったから、どんなプレーをして来るか全く分からなかった。第2セットで1-5とリードされた時までは彼女は信じられないテニスをしていた。それでも自分に言い聞かせたの、“このプレーが最後まで続くはずはない”って。」とラドワンスカは第2セットを振り返った。
そして「とにかくボールをしっかり相手コートへ返して、彼女のミスを誘ったの。忍耐強くプレーをして、自分のストローク戦をしたら徐々に挽回出来て、試合を勝ち取る事が出来た。」と、勝因も加えていた。
世界ランク49位で第3シードのコルネも、同ランク96位のブラチコワを寄せ付けずに2回戦へ駒を進めた。
第1セットの第1ゲームでいきなりブラチコワのサーブをブレークしたコルネは、その後もブラチコワにキープを許さず、1度だけブラチコワにブレークを許したがわずか30分で第1セットを先取した。
第2セットは中盤でブラチコワが3ゲーム連取する場面も見せたが、それ以外はコルネが主導権を握り、1時間26分の快勝で2回戦進出を決めた。
「この大会での最初の試合が出来て嬉しいし、それがこんな良い形で終われた事にも満足してる。」と快勝に気分を良くしたコルネ。「次の試合にも準備万端!」と意気込みも十分だった。
ラドワンスカはV・ディアチェンコ(ロシア)と主催者推薦のN・アブドゥライモバの勝者と、コルネはA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)とI・C・ベグ(ルーマニア)の勝者とそれぞれ2回戦を行う。
その他、第7シードのA・パノワ(ロシア)もJ・ガイドソバ(オーストラリア)を4-6, 6-2, 7-5の逆転で退けると順当に2回戦進出を決めた。
第1、第2セットを分け合ったこの試合、勝敗を決める第3セットでパノワは1-3と劣勢に立たされるも、直後にブレークバックに成功し接戦へ持ち込むと、終盤に2度目のブレークに成功したパノワが2時間15分の逆転勝利を収め2回戦へ進んだ。
パノワは、今大会に日本から唯一出場している土居美咲(日本)とJ・コーエン(アメリカ)の勝者と2回戦で顔を合わせる。土居のコーエンとの1回戦は、現地火曜日3番コートの10時スタートの第1試合に予定されている。(日本時間午後2時)
世界ランク122位で21歳の土居は、同ランク104位で23歳のコーエンとはこれが初対戦となる。今年6月に自己最高位の102位を記録した土居に対しコーエンは、今年7月に自己最高位の97位を記録している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
U・ラドワンスカ (2) ○-× M・T・トッロ=フロール, 6-4, 7-5
A・コルネ (3) ○-× N・ブラチコワ, 6-1, 6-3
A・パノワ (7) ○-× J・ガイドソバ, 4-6, 6-2, 7-5
S・シャリポバ ○-× V・エクシバロワ, 6-4, 7-5
L・アルアバレナ=ベシノ ○-× J・セペロバ, 6-1, 6-2
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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