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女子テニスツアーのテキサス・オープン(アメリカ/テキサス、賞金総額22万ドル、ハード)は19日に開幕し、シングルス1回戦8試合が行われ、第4シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)がH・ワトソン(英国)を6-3, 6-4で退けるも、第5シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)が敗退する波乱に見舞われた。
世界ランク28位のウィックマイヤーは同70位のワトソンに、各セットで1度ブレークを許したものの、2度のブレークを奪い返すと、1時間20分のストレートで勝利。対戦成績を2勝0敗へと伸ばした。
順当な勝ち上がりを見せたウィックマイヤーだったが、同27位で第5シードのザコパロバは初戦で姿を消す波乱に見舞われた。
その波乱を演じたのはA・ウズニアッキ(カナダ)で、ザコパロバを6-0, 7-6 (7-2)のストレートで下した。
同50位のウズニアッキは第1セットでは、1度もブレークポイントをザコパロバに握らせない完璧なサービスゲーム展開し、第1サーブが39パーセントしか入らず不調のザコパロバのサーブ全てをブレークし、1ゲームも与えず第1セットを先取した。
第2セットに入ると徐々に本来の調子を取り戻し始めたザコパロバだったが、3度のブレークを奪い合うブレーク合戦からタイブレークへともつれた。そのタイブレークを取って試合を振り出しに戻したかったザコパロバだったが、そこでもウズニアッキが終始リードし、78分のストレートで初戦突破を果たした。
ウィックナイヤーはI・C・ベグ(ルーマニア)と予選を勝ち上がったC・デラクア(オーストラリア)の勝者と、ウズニアッキはG・ウォスコボエワ(カザフスタン)と予選勝者のE・ボウチャードの勝者と、ぞれぞれ2回戦で顔を合わせる。
その他のシード勢は順当に勝ち上がった。第7シードのC・シーパース(南アフリカ)がB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)を6-0, 6-2で、第8シードのS・シルステア(ルーマニア)も主催者推薦のJ・ガイドソバ(オーストラリア)を7-6 (7-2), 6-4と、いずれもストレートで倒して2回戦へ進んだ。
シーパースはM・イラコビッチ(ニュージーランド)とA・ケタボング(英国)の勝者と、シルステアはI・ベネソバ(チェコ共和国)を1-6, 7-6 (7-3), 6-2の逆転で下したA・コルネ(フランス)と、ベスト8進出を懸けて2回戦を行う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
Y・ウィックマイヤー (4) ○-× H・ワトソン, 6-3, 6-4
A・ウズニアッキ ○-× K・ザコパロバ (5), 6-0, 7-6 (7-2)
C・シーパース (7) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ, 6-0, 6-2
S・シルステア (8) ○-× J・ガイドソバ, 7-6 (7-2), 6-4
B・ヨバノフスキ(セルビア) ○-× A・パノワ(ロシア), 4-6, 6-1, 6-1
P・エルコグ(スロベニア) ○-× K・ベルテンス(オランダ), 6-4, 0-0, 途中棄権
A・コルネ ○-× I・ベネソバ, 1-6, 7-6 (7-3), 6-2
A・ルス(オランダ) ○-× R・オプランディ(イタリア), 7-5, 6-4
今大会には日本から森田あゆみ(日本)が出場しており、月曜日に第6シードのS・ポン(中国)との1回戦に登場する。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル
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