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世界ランク18位の錦織圭(日本)が、ロンドンで2度目のオリンピックに挑戦する。
初出場の2008年北京オリンピックでは、アジア枠のワイルドカードでシングルスに出場したが、初戦敗退だった。
「北京では1回戦負けで、悔しい思いをしている。今回は、実力も経験もあると思うので、日本の皆さんに、少しでもいいニュースを届けられるように全力を出したい」
テニスの聖地といわれるウインブルドンで開催されるオリンピックテニスは、錦織のキャリアの中でも貴重な経験となりそうだ。
「ウインブルドンで戦えるということで、いつもより緊張しないで、臨めるのでは。オリンピックが、またウインブルドンで行われることは、僕が生きている内にはないことだと思う。不思議な感覚はありますけど、その喜びをかみ締めてプレーしたい」
ちなみに、錦織はオリンピックで、テニスの次に好きなサッカーが気になるとのことだが、「出るかわからないけど、(出場しない)香川(真司)選手が見たい」と天然ボケのコメントをして、周囲を笑わせた。
日本のエースである錦織には、欠場者が出たため繰り上がって第15シードが付いた。当然、日本男子選手の中では、一番メダル獲得への期待が大きくなる。
だが、左わき腹の腹筋のけがによって、約2ヶ月間戦列を離れていた錦織は、復帰してから3大会を戦い、まだまだベストコンディションへ戻る過程の最中にある。
シングルス1回戦では、世界ランク49位のB・トミック(オーストラリア)との対戦が決まったが、まずはオリンピック初勝利を手にすることができるかどうか注目したい。
また、ワイルドカードで出場する添田豪(日本)とのダブルスでは、1回戦で北京オリンピックの金メダルペアであるR・フェデラー(スイス)/S・ワウリンカ(スイス)組と対戦することになった。
「(ダブルスで)もう一つチャンスをもらった。添田選手とは、以前もダブルスをやったことのある仲なので、より良い結果を残せるよう頑張りたい」
1988年からテニスが、オリンピック正式競技に復帰して以来、日本男子選手はシングルスでまだ誰も勝利を挙げていない。
小学生の時に、オリンピックという世界の大舞台を知った錦織が、テニスの聖地で行われる特別なオリンピックで、夢の初勝利を挙げることを願いたい。
(文・写真/神 仁司)
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