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男子テニスツアーのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、賞金総額47万7900ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第4シードのA・ロディック(アメリカ)がノーシードから勝ち上がったG・ミュラー(ルクセンブルグ)を1-6, 7-6(7-2), 6-2の大逆転で下し、見事、タイトルを手にした。ロディックは優勝賞金8万6270ドルを獲得した。
29歳になったロディックは、試合後「スコアはどうでもよく、勝てて何よりです」と感想を話した。「第2セットを何とか奪えた結果、ファイナルセットでは彼(ミュラー)は疲れてしまっているようでした。」
これで両者の対戦成績はロディックの4勝1敗となった。初対戦は2005年の全米オープンで、そのときは1回戦でミュラーが勝っていた。しかしその後の4度の対戦はいずれもロディックがものにしている。
世界ランク27位のロディックは今季、イーストボーン(イギリス)の大会でATPツアー31勝目を挙げており、今回の優勝で通算32勝目、今季は2勝目を決めた。これでロディックの決勝戦での戦績は32勝20敗となった。
ロディックは次のようにも述べている。「ツアー32勝目ということですが、毎回優勝するたびに2度と優勝できないのでは、という思いに駆られます。ですので毎回毎回、優勝を噛み締めています。いつも一所懸命トレーニングを積み、成功できるような状態を十分につくり出したいと願っているのです。」
一方、敗れたミュラーは第1セット、絶好調で、3本手にしたブレークポイントのうち2本をものにし、またファーストサーブポイントの11ポイントのうち10ポイントを獲得し、33分の6-1で先取する。
第2セットは拮抗状態が続き、5-5のタイとなる。第11ゲームはロディックがしっかりキープし、6-5となった場面で、ミュラーは4本のブレークポイントをロディックに握られてしまう。
だがミュラーは何とか4本とも跳ね返し、第2セットはタイブレークへ。
しかしタイブレークではロディックが2本のミニブレークに成功、第2セットを7-6で奪い返す。
ファイナルセットでは第2セットの勢いを維持したロディックが2度のブレークに成功、5-2と大きくリードすると、第8ゲームでもサービスゲームをしっかり締め、2時間14分の決勝戦に終止符を打った。
ミュラーは「第1、2セットではいいプレーができていましたが、第2セットの終盤で状況が厳しくなりました。勝てるチャンスがありましたが、緊張してしまいました。一方でアンディ(ロディック)のプレーがどんどんよくなっていました。リターンもよくなり、動きも粘り強さもありました。しかし私はミスが増えてしまいました。ストレート勝ちできる、と自分を信じ切れなかったせいかも知れません」と反省しきりだった。
ミュラーは準決勝で、第3シードの錦織圭(日本)との日本人対決に勝利した第8シードの添田豪(日本)をストレートで破り、決勝進出を果たしていた。
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