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男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権(アメリカ/ニューポート、賞金総額39万8250ドル、芝)は9日、シングルス1回戦6試合が行われ、添田豪(日本)はO・ロクス(ベルギー)に4-6, 6-3, 3-6のフルセットで敗退、初戦突破はならなかった。
今月末に開幕するロンドン五輪では、日本代表として出場する添田とベルギー代表として出場するロクス。この日の試合で添田はファーストサーブが決まったときには37本中35本と95%の確率でポイントを獲得したものの、そのファーストサーブが44%しか入らず、ロクスにセカンドサーブを攻められた。
添田のセカンドサーブの時には、実に62%の確率でポイントを獲得したロクスは、試合を通して3度のブレークに成功すると、1時間54分で2回戦に進出した。
昨年の今大会では決勝に進出しているロクスは、2回戦で第2シードの錦織圭(日本)とI・シスリングの勝者と対戦する。
第6シードのR・ハリソン(アメリカ)はR・ベメルマンに7-6 (10-8), 6-7 (5-7), 7-5の接戦で勝利している。20歳になったばかりのハリソンは、第3セットで6度のブレークピンチを切り抜けると、終盤でこの日4度目のブレークに成功、2時間48分で初戦突破を決めた。
その一方、M・ラッセル(アメリカ)が第7シードのD・ヤング(アメリカ)に1-6, 6-1, 6-4の逆転で勝利する番狂わせも起きている。第1セットはヤングがラッセルを圧倒したものの、第2セット以降は34歳のラッセルが22歳のヤングから試合の主導権を奪い、1時間37分で逆転した。
「第2セットと第3セットでは少しだけ積極的なプレーができたと思います。ミスしたとしても、正しいスタイルでプレーしていると考えていました。」と、ラッセルは試合を振り返った。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・ソック(アメリカ) ○-× I・クニツィン(ロシア), 7-5, 1-6, 6-4
N・マウー(フランス) ○-× M・キウディネッリ(スイス), 6-0, 7-6 (7-2)
D・セラ(イスラエル) ○-× F・ダンチェビッチ(カナダ), 6-0, 6-2
今大会の優勝賞金は6万8220ドル。
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