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女子テニスツアーのAEGON国際女子（イギリス/イーストボーン、賞金総額６３万７０００ドル、芝）は２３日、シングルス決勝が行われ、ノーシードのＴ・パスゼック（オーストリア）が第５シードのＡ・クルベール（ドイツ）に5-7, 6-3, 7-5の逆転で勝利、自身３勝目となるツアータイトルと優勝賞金１０万７０００ドルを手に入れた。

２０１０年のケベックシティ以来となるツアー優勝となったパスゼックは、今季は１１大会で初戦敗退、わずか２試合にしか勝利していないなどスランプだった。

準決勝ではディフェンディング・チャンピオンのＭ・バルトリ（フランス）を破っていたパスゼックは、この日の第３セットでは２－４から世界ランク８位のクルベールを逆転、２時間４５分でタイトルを獲得していた。

５本のマッチポイントを跳ね返して優勝したパスゼックは「何が良かったのか、どうやって勝ち進んだのか分かりません。第３セットは死にそうなほど疲れていました。動けませんでした。残った力を振り絞りました。」と、試合を振り返った。

ウィンブルドンに向けて最高の弾みをつけたパスゼックは、２５日から始まるウィンブルドンでは、１回戦で元女王のＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦する。