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男子テニスの世界ランク１位であるＮ・ジョコビッチ（セルビア）とユニクロなどを展開する日本の衣料メーカーであるファーストリテイリングは２３日、５年間のスポンサー契約を結んだことをパリで発表した。

先週まで行われていたローマ・マスターズではセルジオ・タッキーニのウエアを着用していたジョコビッチだが、２７日から開幕する全仏オープンではコートの内外でユニクロのウエアを身にまとう。シューズはアディダスのまま。

今週の火曜日に２５歳の誕生日を迎えたばかりのジョコビッチは、自ら着用するのウエアのデザインに関してアイデアを提供するだけでなく、「グローバル・ブランド・アンバサダー」として通常の商品開発にも関わっていく。

同社は２０１１年から日本ナンバー１の錦織圭（日本）にもウエアの提供を行っており、日本のみならずヨーロッパでもユニクロブランドを拡大する足掛かりを得たことになる。

またユニクロの代表取締役会長兼社長の柳井正氏は「ユニクロ商品の売上の一部をジョコビッチ選手が運営する基金に寄付することなどで、共により良い社会を作っていきたいと考えています」とコメントを発表している。

ジョコビッチは昨年のウィンブルドンから今年の全豪オープンまでグランドスラムで３連勝を果たしており、今月から始まる全仏オープンで優勝すると史上８人目の生涯グランドスラム達成となるだけでなく、男子テニスでは４３年ぶりとなるメジャー４連勝の偉業達成となる。