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女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン女子(スペイン/マドリッド、賞金総額375万5140ユーロ、クレー)は9日、シングルス3回戦3試合が行われ、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)を6-4, 6-4のストレートで撃破、ベスト8に進出した。
2008年の全仏女王であり元世界ランク1位のイバノビッチは、試合開始から現女王のアザレンカに対し猛攻を仕掛け、ゲームカウント4-1とリードを奪う。
しかし、今季は全豪オープンを含む4タイトルをすでに獲得しているアザレンカは、ここから反撃に転じることとなる。
この時のことについてアザレンカは「アナは本当に良いスタートを切りましたし、私は少しスロースタートだった上に、アグレッシブではありませんでしたが、挽回できると思っていました。ほんの少しのチャンスが必要でした。踏みとどまって、序盤で機能しなかったことを改善しました。」
「同じことを続けただけですが、レベルを上げました。」とコメントしているアザレンカは、ここから一気に7ゲームを連取して第1セットを先取すると、第2セットでも2-0とリードを奪う。
ここからはアザレンカが試合の主導権を握り、ゲームカウント5-4で迎えた第2セット第10ゲーム、イバノビッチに3本のブレークチャンスがあったものの、6度のデュースの末、アザレンカが4本目のマッチポイントを決めてゲームセットとなった。
「毎日が完璧というわけではないので、イラつくときもあります。」とアザレンカ。「常に障害は存在していますが、自分自身に対する挑戦ができることはエキサイティングです。試合だけではなく練習もです。そのおかげで、毎日目覚めるのが楽しみになります。」
一方のイバノビッチは、第1セットでの逆転が試合の流れを決めてしまったとしている。「私にも多くのチャンスがありましたが、そのゲームを落とし、勢いをなくしてしまいました。自分でチャンスを無駄にしたことが悔やまれます。彼女に決められたのなら、少しは納得できますが、チャンスでミスしてしまいました。それが試合の流れが変わった原因でしょう。」と、ミスを悔やんだ。
今年の全豪オープン以降、世界ランク1位の座を守り続けているアザレンカは、準々決勝で第8シードのN・リー(中国)と対戦する。昨年の全仏オープンを制しているリーは、第12シードのA・クルベール(ドイツ)を7-5, 6-4のストレートで下し、ベスト8入りを決めている。
今年3月にはクルベールにストレート負けを喫していたリーであったが、この日は第1セット第12ゲームでブレークに成功してセットを先制すると、第2セットでは1-3の劣勢から逆転した。
残る試合では、第5シードのS・ストザー(オーストラリア)がP・ツェトコフサ(チェコ共和国)に6-3, 6-2のストレートで快勝、ベスト8に名を連ねている。
この日は残りのシングルス2回戦4試合も行われており、予選勝者のL・フラデカ(チェコ共和国)が第3シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-4, 6-3のストレートで破る番狂わせが起きている。
また第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)は、クレーコートで16連勝中だったS・エラーニ(イタリア)に6-0, 6-1と、試合開始から11ゲームを連取するプレーで勝利、3回戦に進出した。
この他の2回戦では、E・マカロバ(ロシア)が第16シードのM・キリレンコ(ロシア)を6-4, 6-4で、R・ビンチ(イタリア)がY・ウィックマイヤー(ベルギー)に6-1, 6-2で勝利、それぞれ3回戦に進出している。
今大会の優勝賞金は63万1000ユーロ。
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