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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、賞金総額1752万ユーロ、クレー)は大会初日の22日、女子シングルス1回戦17試合が行われ、第8シードのS・ストザー(オーストラリア)がI・ベネソバ(チェコ共和国)に6-2, 6-3のストレートで勝利、順当に初戦突破を決めている。
今年のセンターコートのオープニングマッチに登場したストザーは、オープニングゲームでベネソバにブレークを許してしまうも、続く4ゲームを連取して試合の流れを掴んだ。
世界ランク6位のストザーは、昨年大会では決勝まで勝ち進んだものの、F・スキアボーネ(イタリア)に敗れて準優勝に終っていた。
2009年にはベスト4に進出していたストザーは「もちろん、昨年の最後の試合のことは思い起こしました。また、このコートに戻ってこれて嬉しいですし、どのコートでもプレーできるとすれば、あのコート選びます。」と、1年ぶりとなるセンターコートの感触を語っていた。
ストザーは2回戦でS・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプはこの日、A・クドリャフツェワ(ロシア)を6-2, 6-1で下し、2回戦進出の一番乗りを決めていた。
「何かを証明する必要はないと思います。準決勝と決勝に進出できたことは、私が続けて結果を出せるということですし、フロックでもないということです。」とストザー。「もちろん、今年はもう少し勝ちたいですが、それはやらなくてはならないことではなく、達成したいことです。」
この日に登場したシード勢では、第10シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がA・ボンダレンコ(ウクライナ)に6-3, 6-1で勝利しているほか、2009年のチャンピオンで第13シードのS・クズネツォワ(ロシア)がM・リバリコワ(スロバキア)を6-2, 6-3で下し、順当に初戦突破を決めている。
6年連続で初戦突破となったヤンコビッチは「特に1回戦は簡単になることはありません。今日は少し風が吹いていましたから、ボールが安定しませんでした。だけど、そのいった状況下でもベストを尽くし、自分の仕事をしました。」と、初戦の難しさについてコメントを残した。
この他の試合の結果は以下の通り。
A・パブリュチェンコワ(ロシア) (14) ○-× Y・シュウェドワ(カザフスタン), 7-5, 6-3
J・ジョルジュ(ドイツ) (17) ○-× M・ヨハンソン(フランス), 6-1, 6-4
V・レプシェンコ(アメリカ) ○-× F・ペネッタ(イタリア) (18), 6-3, 2-6, 6-3
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) ○-× S・ペア(イスラエル) (19), 7-6 (7-4), 6-1
T・ピロンコバ(ブルガリア) (32) ○-× C・デラクア(オーストラリア), 7-5, 6-3
M・バーテル(ドイツ) ○-× S・バンマー(オーストリア), 6-1, 7-5
G・ドゥルコ(アルゼンチン) ○-× I・ファルコーニ(アメリカ), 6-3, 6-4
P・エルコグ(スロベニア) ○-× M・サンチェス=ロレンソ(スペイン), 6-0, 6-1
A・コルネ(フランス) ○-× R・ボラチョーバ(チェコ共和国), 6-4, 6-2
R・マリーノ(カナダ) ○-× K・ボンダレンコ(ウクライナ), 6-3, 6-3
V・ドゥシェヴィナ(ロシア) ○-× J・ドキッチ(オーストラリア), 4-6, 6-3, 6-2
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× K・フリッペンス(ベルギー), 6-1, 6-1
B・マテック(アメリカ) ○-× A・パーラ=サントンハ(スペイン), 2-6, 7-6 (9-7), 6-3
第18シードのペネッタと第19シードのペアがそれぞれ敗退、今大会最初のシードダウンとなっている。
今大会の優勝賞金は120万ユーロ。
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