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男子テニスツアーのクレムリン・カップ男子(ロシア/モスクワ、賞金総額100万ドル、ハード)は21日、シングルス2回戦残り5試合が行われ、V・トロイキ(セルビア)が第3シードのJW・ツォンガ(フランス)を3-6, 6-3, 7-5の逆転で破るなど、シード勢が揃って敗退する波乱の一日となった。
世界ランク43位のトロイキは同13位のツォンガに対し、第1サーブでは82%の高い確率でポイントを獲得し、2度のブレークを奪われるも3度のブレークを奪い返し、これでツォンガとの対戦成績を3勝1敗とした。ランキング的には格下のトロイキだが、この日もツォンガとの相性の良さを見せての勝利だった。
「出だしは調子が悪かった。でも試合が進むにつれて調子が上がって来たんだ。終盤ではラッキーなポイントもあった。父がロシア人だから、ここモスクワの大会は大好きさ。自分への声援もあるしね。」とトロイキは喜びを語った。
一方のツォンガは「今日の違いは、自分が100%の状態じゃなかったこと。彼ほどの選手に万全の状態じゃなくて臨むのは難しいこと。ロンドン(最終戦)への可能性が残されていて、この大会は大切なものだったけど、他の選手も良いプレーをしているし、出場の可能性は微妙なものになってしまった。」と、落胆していた。
その他、第6シードのA・ゴルベフ(カザフスタン)、第7シードのS・スタコフスキ(ウクライナ)も敗退する波乱に見舞われた。その波乱を演じたのは、予選勝者とI・クニツィン(ロシア)とA・ドルゴポロフ(ウクライナ)で、クニツィンはゴルベフを6-4, 7-5で、ドルゴポロフはスタコフスキを6-2, 7-6 (7-4)といずれもストレートで退けた。
トロイキはV・クリヴォイ(ルーマニア)を7-5, 7-6 (7-1)で倒したH・ゼバロス(アルゼンチン)と、クニツィンはP・H・マチュー(フランス)を1-6, 7-5, 6-3の逆転で下したD・イストミン(ウズベキスタン)と、ドルゴポロフは第4シードのM・バグダティス(キプロス)と準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は18万1750ドル。
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