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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会12日目の10日、男子ダブルス決勝が行われ、第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組がR・ボパンナ(インド)/A・クレシ(パキスタン)組を7-6 (7-5), 7-6 (7-4)のストレートで下し、通算3度目となる今大会制覇を成し遂げた。
今大会の前哨戦であるダブルス世界ランク1位のブライアン兄弟は、これで通算9度目のグランドスラム制覇となった。
今季のロサンゼルス大会でツアー歴代最多となる62個目のタイトルを手に入れていたブライアン兄弟は、今大会の前哨戦となるトロントとシンシナティのマスターズでもタイトルを獲得しており、これでツアー通算65勝目、グランドスラム通算では9勝目となった。
一方で第16シードながらも決勝まで快進撃を続けてきた「インド・パキスタン急行」、ボパンナ/クレシ組は長らく緊張状態にあるインドとパキスタンのペアをとして話題となっていた。
2003年からコンビを組み始めた2人は、スポーツを通して平和を訴えてきたが、今大会で大活躍したことにより一層のメッセージを伝えることができた。
表彰式のスピーチでクレシは「パキスタンがテロリズムの国という悪い認識があります。私達はフレンドリーで、誠実で、思いやりのある人間です。私達も皆さんと同じように平和を望んでいます。私達に神の祝福がありますように。」と、センターコートに詰め掛けた観客に呼びかけると、満員の客席から拍手が沸き起こった。
お互いにサービスブレークすることが出来ず、2セット連続となったタイブレークを制したマイク・ブライアンは「今年は信じられない。ファンの前でこのコートで勝つことが夢だった。魔法のような雰囲気なんだ。この試合が僕らの最高の試合になるだろう、満員のこのスタジアムでの試合がね。」と、喜びを語った。
マイクのパートナーであり双子の弟でもあるボブは「人生でも最高の2週間だった。この決勝は僕らのベストマッチになった。ボパンナとクレシは本当に素晴らしいプレーでした。僕らは彼らのエネルギーと信じられないプレーに対抗しただけだよ。」と語った。
ボブは前日に行われたミックスダブルスでもL・フーバー(アメリカ)とのペアで優勝しており、これで今大会2冠を達成した。
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