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男子テニスツアーのロジャーズ・マスターズ(カナダ/モントリオール、賞金総額243万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第4シードのA・マレー(英国)が第3シードのR・フェデラー(スイス)を7-5, 7-5のストレートで下し、見事、二連覇を達成した。マレーは優勝賞金44万3500ドルを獲得した。
23歳のマレーは、途中で雨による中断が何度かあったももの集中力を途切らせることなく、1995年のA・アガシ(アメリカ)以来の連覇を達成した。
両者の最後の対戦は今年の全豪オープン決勝で、その時はフェデラーが勝利し、四大大会で16勝目をあげていた。16勝は男子テニスでは最多の記録となっている。
フェデラーはウィンブルドンの準々決勝で敗退した後、大会に出場しておらず、今大会が久しぶりの大会出場となっていた。フェデラーは新コーチとしてアメリカ人のP・アナコーンを迎えており、「ウィンブルドンでもう10勝、全仏で5勝、ロンドン五輪で金メダル、デビスカップ優勝、その他どの大会でも優勝したい。」と語っている。
雨によって開始が15分遅れた決勝は、マレーがいきなり最初の10分でフェデラーのサービスを2度もブレークし、3-0と大きくリードする。
フェデラーは第4ゲームでマレーのサービスをブレークして1-3とすると、その後もマレーのダブルフォルトなどがあってブレークに成功し、結局、5-5のタイにまで持ち込む。
しかしマレーは、第11ゲームのフェデラーのサービスゲームでブレークに成功すると、第12ゲームをしっかりキープし、第1セットを先取する。
第2セットに入るとキープ合戦が続き、2-1とフェデラーがリードしてマレーのサービスを迎えた場面で、再び雨による中断を迎える。この中断は45分以上かかった。
中断後、マレーはしっかりサービスをキープすると2-2とする。しかしその後、雨が再び降り出し、両選手はコート上のパラソルの中へと戻る。この午後4時ころ襲ってきた嵐は1時間以上も雨を降らせた。
試合再開後、マレーはすぐにフェデラーのサービスをブレーク、3-2とリードする。しかし第6ゲームでフェデラーがブレークバックに成功すると、3-3のタイに戻し、そのまま5-5まで試合は進行した。
5-5からマレーがキープに成功して6-5とする。そして迎えた第12ゲーム、これをキープすればタイブレークという場面でフェデラーは、緊張のためか、再びサービスをブレークされてしまって万事休す。マレーが第2セットも奪うと、そのまま試合に終止符を打った。
試合後、マレーは「雨のおかげで、ロッカールームで考える時間ができた。タフな試合だったけど、何とか勝てたよ。」と話した。
一方、惜敗したフェデラーは「今週はいいプレーができていた。自分の今のプレーに満足しているし、わくわくしているよ。」と好調ぶりをアピールした。
本大会には世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)と同2位のN・ジョコビッチ(セルビア)も参戦していたが、いずれも準決勝でそれぞれマレーとフェデラーに敗れていた。
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