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女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、賞金総額22万ドル、芝)は金曜日に準々決勝を行い、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が予選勝者のS・カラタンチェバ(ブルガリア)を6-2, 6-4のストレートで下し、準決勝に駒を進めた。
シャラポワは第1セットの第1ゲームでいきなりカラタンチェバのサービスをブレークすると、その後、再びブレークに成功し、4-1と大きくリードする。
しかし5年前に15歳で全仏で4強入りしているカラタンチェバは、ベースラインからの強力なストロークでシャラポワに対抗する。
対するシャラポワは、ドロップショットや厳しいボールに対して左手にラケットを持ち替えてのプレーでカラタンチェバを翻弄し、結局、ストレート勝ちを収めた。
シャラポワは今大会と非常に相性がよく、7度目の出場で5度目となる4強入りを決めた。2003年に初めて大会に出場した際には、予選から勝ち上がって準決勝まで勝ち進んだ。その後、2004年、2005年には優勝し、2007年には準優勝している。
今大会に関わるエッジバストン・プライオリティ・クラブはシャラポワを生涯名誉会員としている。
シャラポワは悩まされていた肩も快方に向かい、今大会で3度目の優勝も視界に入ってきた。
試合後、シャラポワは「いい感触を得ている。昨年は腕、肩がどれだけ持つか分からない状態にあり、常に気にしていなければならなかった。今は随分よくなった。」と話した。
シャラポワは土曜日の準決勝で予選から勝ち上がってきたA・リスケと対戦する。19歳のリスケは準々決勝で第3シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-7 (5-7), 6-4, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
ウィックマイヤーは第1セットをタイブレークの末に奪ったものの、第2セットでは4-5の場面で口から出血、サービスを落とすと、そのまま同セットを落としてしまう。
ファイナルセットでは第6ゲームでウィックマイヤーが痛恨のダブルフォルトでサービスを落とすと、そのままリスケがリードを保ち、見事、大金星をあげた。
リスケは大学から奨学金を得ていたにも関わらずそれを辞退し、プロ入りを果たした。リスケはミスの少ない攻撃的なプレーで終始、ウィックマイヤーを圧倒した。
ドローの他の山では、第1シードのN・リー(中国)がK・カネピ(エストニア)を6-4, 6-2で下し、ベスト4入りを決めている。リーは準決勝で強打を武器とする第4シードのA・レザイ(フランス)と対戦する。レザイは準々決勝で第5シードのS・エラーニ(イタリア)を7-6 (7-2), 7-5で振り切っての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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