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男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、賞金総額155万ユーロ、クレー)は火曜日、シングルス1回戦の残り12試合と2回戦3試合を行い、第2シードのR・ソデルリング(スウェーデン)が初戦となる2回戦に登場、J・I・チェラ(アルゼンチン)を7-5, 7-5のストレートで倒し3回戦へ駒を進めた。
今大会上位8シード選手は1回戦を免除されているため、この日の2回戦が初戦となったソデルリングは、昨年の全仏オープンでは4回戦で「クレー王者」のR・ナダル(スペイン)を下し、その後に準優勝を飾るなど大ブレークのきっかけとなる活躍を見せた。今年も同大会へ向けての準備として今大会へエントリーし、昨年の7月以来となるクレーでの試合を行った。
各セット、先にブレークを奪われて追いかける展開となったソデルリングだったが、いずれのセットも終盤で逆転。第2セットは4-5からの第10ゲームがチェラのサービング・フォー・セットとなったが、そこでブレークに成功し5-5とすると、続く自身のサーブをキープ、第12ゲームでチェラのサーブを再びブレークに成功、1時間30分で勝利を獲得した。
ソデルリングは3回戦で、第16シードのF・ロペス(スペイン)とD・イストミン(ウズベキスタン)の勝者と対戦する。この日の1回戦に登場した両者だが、ロペスは予選勝者のO・ドルゴポロフに6-3, 3-0とリードしたところで、ドルゴポロフが体調不良で棄権し勝利が転がり込んだ。イストミンはS・ロバート(フランス)を7-6 (7-5), 1-6, 6-1で下しての勝ち上がり。
この他に行われた2回戦では、第15シードのN・アルマグロ(スペイン)がS・グロイル(ドイツ)を6-1, 6-3で、Ⅰ・ナバロ(スペイン)が予選を勝ち上がったP・クエバス(ウルグアイ)を6-2, 6-4といずれもストレートで下して、3回戦進出を決めた。
アルマグロは第3シードのJW・ツォンガ(フランス)とJ・ハジェク(チェコ共和国)の勝者と、ナバロは第12シードのL・ヒューイット(オーストラリア)とE・シュワンク(アルゼンチン)の勝者と、それぞれ3回戦で対戦する。元世界ランク1位のヒューイットはこの日の1回戦で予選勝者のM・イルハン(トルコ)を6-4, 4-6, 6-2で退けての勝ち上がり。
この日行われた1回戦ではシード勢が敗れる波乱が起きている。第9シードのT・ロブレド(スペイン)はS・ボレッリ(イタリア)と対戦中、ボレッリが6-7 (7-9), 6-4, 3-1とリードしたところで背中の痛みから途中棄権を申し入れ、早くも大会を去ることとなってしまった。
第10シードのJ・モナコ(アルゼンチン)も予選勝者のD・ヒメノ=トラバー(スペイン)に2-6, 6-3, 2-6で、第14シードのA・モンタネス(スペイン)がJ・シャーディ(フランス)に3-6, 6-7 (1-7)と、初戦突破することなく敗れ去った。
その他の1回戦の結果は以下の通り。
J・メルツァー(オーストリア) (11) ○-× N・ラペンティ(エクアドル), 6-3, 6-3
A・ラモス=ビノーラス ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-4, 6-3
A・マルティン(スペイン) ○-× M・ククシュキン(カザフスタン), 7-5, 6-4
S・スタコフスキ(ウクライナ) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 4-6, 6-4, 6-2
E・ガルビス(ラトビア) ○-× P・ルクザック(オーストラリア), 7-6 (7-4), 6-3
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× A・ベック(ドイツ), 6-1, 6-2
これまで今大会で5連覇中だった世界ランク3位のナダルは、前週でのモンテカルロ・マスターズで6連覇の偉業を成し遂げた直後に今大会の欠場を申し入れた。昨年はクレーシーズンのハードなスケジュールから、全仏オープンでは膝などに問題を抱えベストのプレーができなかった。同じ過ちを繰り返したくないとの判断からの欠場だった。
「去年の今頃は色々な問題を抱えてしまっていた。現在は良い状態にいるけど、同じことを繰り返したくないとの判断で、できる限りの最善の方法を取ることに決めたんだ。」とナダルは、火曜日に行われた記者会見で語っていた。
賞金総額28万6000ユーロ。
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