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女子テニスツアーのアンダルシア・テニス・エクスペリエンス(スペイン/マルベーリャ、賞金総額22万ドル、クレー)は木曜日にシングルス2回戦残り6試合を行い、先週のマイアミでのソニー・エリクソン・オープンで優勝を飾ったK・クレイステルス(ベルギー)が予選を勝ち上がった無名のB・ガルシア=ビダガニーに敗れる番狂わせが起きた。
今週発表の最新の世界ランクで10位と早くもトップ10入りに成功したクレイステルスは、急遽この大会へ出場を決意し第3シードでエントリーしていた。この日は予選を勝ち上がった地元のガルシア=ビダガニーと対戦し、大方の予想を覆し世界ランク258位のガルシア=ビダガニーが7-5, 4-6, 6-4で元女王を下す大金星を上げた。
8本ものダブルフォルトを犯すなどサーブに苦しんだクレイステルスは「今日のプレーには本当にがっかりしているわ。悪い試合だった。精神的な疲労を感じていたの。でも、ここマルベーリャはとても美しい街だし、スタッフも素晴らしい。もっと良いプレーがしたかったし、今日の敗戦は本当に残念でならないわ。」と自身のテニスに落胆の色が隠せなかった。
21歳でサウスポーのガルシア=ビダガニーは、今回が初のWTAツアーの本戦入りだった。本戦の1回戦ではWTAツアー初勝利を飾り自身初のトップ100選手からの勝利だったが、この日はまさかの大金星でトップ10選手からも勝利を上げ、初のツアーベスト8入りも達成した。快進撃を続けるガルシア=ビダガニーは、ベスト4入りを懸けて第7シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-1, 7-6 (7-1)で下したS・エラーニ(イタリア)と準々決勝を行う。
第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)は予選勝者のE・カベサ=カンデラを6-2, 6-4で、第2シードのF・ペネッタ(イタリア)も予選勝者のL・ポウス・ティオ(スペイン)を6-2, 6-2と、いずれもストレートで勝利し順当に準々決勝進出を決めた。
試合開始前にクレイステルスの敗退を知っていたアザレンカは「大会では目の前の試合だけに集中しているから、他の選手の結果は気にしていないの。クレーで2試合終えて、クレーにも慣れて来た気がする。動きも良くて自分のテニスも良くなって来たわ。クレーでの良いスタートが切れたと思う。」と気持ちを語っていた。
アザレンカは第5シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)と、ペネッタはS・シルステア(ルーマニア)を6-4, 7-6 (7-4)で破った予選勝者のS・ハレプ(ルーマニア)と準々決勝で対戦する。
残りの試合では、第8シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)がP・エルコグ(スロベニア)を6-4, 7-6 (7-2)で退けて8強入りした。準決勝進出を懸けてT・マレック(ドイツ)と準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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