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男子テニスのツアー最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)は25日、ラウンドロビン・グループBの2試合目が行われ、第8シードのR・ソデルリング(スウェーデン)が第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に7-6 (7-5), 6-1のストレートで勝利、2試合連続でのストレート勝ちでベスト4に一番乗りを果たした。
準決勝進出を決めたソデルリングは「世界ランク2位と3位からストレート勝ちしたんだ。これ以上は望めない結果だね。だけど、少なくとも2試合はまだ残っている。」と喜びのコメントを残した。
世界ランク9位のソデルリングは、本来なら補欠の一番手としてロンドンに来るはずであったが、同6位のA・ロディック(アメリカ)が膝の怪我を理由に大会を欠場を表明、滑り込みでツアー最終戦初出場を決めていた。
そのソデルリングは月曜日に行われた初戦、全仏オープン以来の再戦となったR・ナダル(スペイン)をストレートで下しており、ツアートップの8人しか出場できない今大会で最初のベスト4進出を決めた。
6度目となるソデルリングとの対戦で初の敗戦となっただけではなく、連勝記録を11で止められたジョコビッチは「彼は今大会でベストの選手だと思う。彼のサーブは本当に良かった。賞賛に値するよ。」と勝者を称えるしかなかった。
今大会直前には2大会連続でタイトルを獲得し、ディフェンディング・チャンピオンとして出場しているジョコビッチは、今大会の初戦でN・ダビデンコ(ロシア)に勝利しているためラウンドロビン通算1勝1敗となった。いまだ準決勝進出の可能性は残しているものの、そのためにはナダルに勝利することが絶対条件となっている。
ソデルリングのサービスエースで始まった試合は、サーブが好調だったソデルリングが10本のサービスエースを決めるなどし、1度もブレークされることなく1時間37分で勝利を収めた。
第1セット第3ゲーム、15-40とこの試合で唯一のブレークチャンスを掴んだジョコビッチであったが、ソデルリングが3本連続でサービスウィナーを決めると、最後はサービスエースでキープに成功している。
ゲームカウント5-4で迎えた第1セット第10ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームで0-40としたソデルリングであったが、自らのミスでチャンスを潰してしまう。タイブレークでは、フォアハンドボレーで6-4としたソデルリングが、5本目のセットポイントでサービスウィナーを決めてセットを先取する。
第2セットでは、第2ゲームからソデルリングが怒涛の6ゲーム連取を決め、一気にジョコビッチを振り切った。
試合後の会見でソデルリングは「第1セットの最初の3、4ゲームくらいではサーブに助けられた。第2セットに入ると、自分の方が良い選手だと感じて、少しだけリラックスできたよ。」と試合を振り返っていた。
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