HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのクレムリン・カップ男子(ロシア/モスクワ、賞金総額108万500ドル、ハード)は、大会初日の19日にシングルス1回戦4試合が行われ、第3シードのM・ヨージニ(ロシア)がH・ゼバロス(アルゼンチン)を6-1, 7-6 (7-5)のストレートで下し、地元の観客の声援に応えた。
第1セットは、第1ゲームこそゼバロスに奪われたが、そこから世界ランク30位の実力を見せたヨージニが6ゲームを連取し第1セットをものにする。しかし第2セットでは、ゼバロスの反撃を受けタイブレークへともつれこむ。実力に勝るヨージニがマッチポイントを握るが、ゼバロスもそれを2度しのぐ粘りを見せるも、最後はヨージニのフォアハンドのエースで試合に終止符を打った。
2回戦では、この日の1回戦で主催者推薦のE・ドンスコイを6-3, 6-3で下したP・スタラーチェ(イタリア)と対戦する。ロシア期待の若手で若干19歳のドンスコイは、主催者推薦で本戦に登場したが、世界ランク70位のスタラーチェの前に67分で破れ、ATPツアー初勝利とは行かなかった。
第5シードのP・クエバス(ウルグアイ)もルー・イェンスン(台湾)を6-4, 6-2で倒し、順当に2回戦進出を決めた。世界ランク52位のクエバスは、同102位のイェンスンから9本のサービスエースを奪うなど、1度もブレークをゆるさず、1時間ちょうどで勝利を物にした。2回戦ではT・ガバシュビリ(ロシア)と対戦する。
ガバシュビリはK・ベック(スロバキア)を3-6, 6-4, 6-4の逆転で下し、2回戦進出を決めた。第1セットは第1サーブがわずか21%しか入らず、苦戦を強いられたガバシュビリだったが、サーブを立て直して主導権を握ると、第2、第3セットでは3度のブレークを許すも5度のブレークを奪い返し、2時間43分の接戦を制し初戦突破を決めた。
今大会の第1シードは、先週行われた上海マスターズで、第1シードのR・ナダル(スペイン)を下して今季4度目の優勝を飾り、世界ランク6位へ浮上したN・ダビデンコ(ロシア)が地元での優勝を狙う。初戦は今季限りでの引退を表明している元世界ランク1位のM・サフィン(ロシア)との対戦で、水曜日に予定されている。
以下のシード勢は、第2シードにV・ハネスク(ルーマニア)、第3シードにヨージニ、第4シードにI・アンドレエフ(ロシア)、第5シードにクエバス、第6シードにJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第7シードにF・サントロ(フランス)、第8シードにM・バッサロ=アルグエッロ(アルゼンチン)と続く。
今大会の優勝賞金は17万ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.