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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は6日、シングルス2回戦残り10試合を行い、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がE・マカロバ(ロシア)を6-3, 6-2のストレートで下すと共に、世界ランク1位への返り咲きを決めた。
前日に行われた2回戦で、現在1位のD・サフィーナ(ロシア)が敗れたため、この日勝利を決めると来週発表のランキングで再び1位の座への返り咲きが決まっていたセリーナは、そのプレッシャーをもろともせず、マカロバをわずか63分で一蹴した。
「とても気分が良いし、興奮もしているわ。プレッシャーを自分にかけたくはなかったの。この一年、ずっとハードな練習をこなしてきたから、また1位になれることはとても嬉しいわ。」と、セリーナは女王返り咲きの喜びを語っていた。
サフィーナから大金星を挙げたS・チャンは、世界ランク1位の選手から勝利を挙げた最もランキングの低い選手となった。同226位のチャンは、それまで昨年のUSオープンで同188位だったJ・コイン(フランス)が当時1位のA・イバノビッチ(セルビア)を下した記録を更新することになった。
これまで、今年の2月2日から4月19日までを含め、合計72週1位の座についていたセリーナは、今後の目標としてツアー最終戦のWTAツアー・チャンピオンシップス(カタール/ドーハ)に標準を合わせていると言う。「毎年今頃は選手に取って厳しい時期。シーズンも終盤で、体のあちこちに痛みなども出始めているの。だから、必死で戦い続け、ベストなプレーをするために努力しているわ。」と、残りのシーズンを全力投球する意気込みを見せている。
他のシード勢では、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)が予選勝者のM・シンク(ハンガリー)を6-4, 6-3で、第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)もF・スキアボーネ(イタリア)を6-3, 6-0のストレートで下したが、第8シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)はS・ポン(中国)に6-4, 5-7, 2-6で敗れる波乱に見舞われた。
デメンティエワは第16シードのN・リー(中国)と、ズヴォナレーワは予選勝者のK・ボンダレンコ(ウクライナ)を3-6, 7-5, 6-3の逆転で下した第10シードのF・ペネッタ(イタリア)と、ポンは第9シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)を6-3, 6-7 (5-7), 7-5の接戦で退けたM・シャラポワ(ロシア)とそれぞれ3回戦を行う。
肩の怪我でツアーを10ヶ月間離脱し、先週の東レPPOで復帰後初優勝を飾ったシャラポワ。この日は世界ランク9位のアザレンカとの厳しい試合だった。勝敗を分ける第3セットでは、先にブレークを許し2-5とリードを許すも、そこから5ゲーム連取しての逆転勝利だった。
「ミスを減らして1球でも多くボールを返して攻撃的なプレーに集中したら、きっと良いことが起こると思っていたの。今日はそれができたし、大事なポイントではステップアップすることもできた。こんなに早く中国を去りたくなかったし、劣勢な時でも常に前向きな気持ちを忘れなかった。だから挽回できたのだと思う。」と試合中の気持ちを明かしていた。
先週の東レPPOの決勝戦を途中棄権したヤンコビッチは、腕と手首に違和感を感じており、自分のプレーができなかった。「(特に第3セットでは)しっかりとボールを打つことができなくなっていた。」と、敗因を語っていた。
その他の2回戦の結果は以下の通り。
A・ラドワンスカ(ポーランド) (12) ○-× P・シュニーダー(スイス), 6-4, 6-1
N・ペトロワ(ロシア) (13) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア), 6-1, 2-6, 7-5
M・バルトリ(フランス) (14) ○-× A・クレイバノワ(ロシア), 6-2, 6-3
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) ○-× V・キング(アメリカ), 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は77万5500ドル。
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