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来週から開幕する女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金祖額200万ドル、ハード)において、元女王のM・セレス(アメリカ)がエキシビション・マッチに出場することが明らかになった。
セレスは月曜日に行われるダブルスのエキシビションに出場を予定しており、その際にセレスは、オープン化以降の今大会で4連覇を達成した唯一の選手として大会の殿堂入りすることが発表される。
木曜日に行われた電話会見でセレスは「“ええ、行くわ”と即答したわ。何て光栄なことでしょう。私のキャリアの終わり方として本当に素晴らしいことです。」とコメントしている。
シングルスで9つのグランドスラムを含む53のタイトルを誇るセレスにとって、1995年の今大会は特別な意味を持っている。その2年前のハンブルグ大会での試合中、乱入してきた暴漢に背中をナイフで刺され、ツアー離脱を余儀なくされたセレスが復帰を果たしたのが1995年のことだった。
その復帰戦となった大会で決勝に進出したセレスは、当時世界ランク27位のA・クッツァー(南アフリカ)を6-1, 6-0のスコアで破り、見事に復帰戦で優勝を飾ると、その2週間後のUSオープンでも決勝に進出、S・グラフ(ドイツ)に敗れたものの準優勝を果たすなど、失われた2年間が何とも惜しまれる結果を残している。
セレスは当時を振り返って「スタジアムに向けて歩き、歓迎を受けて、サインや写真撮影を求められて、ハイファイブをしながら試合に臨む。私は言ったわ。“知ってる?まるでホームにいるようよ。私は正しい判断をした。”とね。」と愛情をこめてファンに対する感謝の意を述べた。
5連覇がかかった1999年大会でも決勝に進出していたセレスであったが、その時はM・ヒンギス(スイス)に敗れ、大記録達成とはいかなかった。しかし、それでもセレスの4連覇の記録は色あせることなく、オープン化以降で唯一の連勝記録として歴史に記録されている。
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