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来週から始まる芝のシーズンの開幕戦として行われるAEGON選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額75万ユーロ、芝)に出場予定だったN・ダビデンコ(ロシア)が、全仏オープンのスケジュールの都合でビザの申請に行けず、出場できない可能性があることを告白した。
ダビデンコは自身の誕生日だった火曜日に行われた、全仏オープン男子シングルス準々決勝、R・ソデルリング(スウェーデン)にストレート負けを喫した後の記者会見で、来週のAEGON選手権へ出場が危ぶまれていることを明かした。
世界ランク1位で4連覇中のR・ナダル(スペイン)から大金星を上げたソデルリングに終始圧倒されての敗戦だったダビデンコは、すでに頭は次の芝のシーズンへ向けているものの、ビザの申請が間に合わなかったことをこう説明している。
「実は先週、申請に行くはずだったんだ。申請の予約を入れる予定だったけど、3日連続で試合をしなければならなかった。覚えているかな、水曜日の試合がその日に終わらなくて、翌日へ順延になってしまったんだ。翌日の木曜日にこの予約を入れるはずだったんだ。」と、スケジュールの変更からできなかったと説明していた。
「締め切りを過ぎてしまった。月曜日はここフランスでは銀行などの公共機関が休みだったし、今日は試合があって行けなかったから、明日トライしてみるよ。他の選手から聞いたけど、ビザの発給まで10日ほど必要だって言うんだ。そうなると大問題だ。」
AEGON選手権は来週の月曜日から開幕し、ダビデンコの試合はすでに初日の月曜日に組み込まれていると言う。
「明日、申請したとしてもビザが発給されるのは来週の後半になってしまう。どうしていいのか分からない。ロンドンでの試合は月曜日にすでに予定されているんだ。我らロシア人はイギリスに入国するにはビザが必要だから、急いでしなければならない。まったくどうしていいのか分からないよ。」と、嘆いていた。
世界を転戦するテニス選手は、出場する大会が開催される国によって、ビザが必要なことが多い。当然そのビザが間に合わなければ入国できないため、大会への出場も不可能となってしまう。28歳になったダビデンコも、経験豊富ながらうっかりしたミスを犯してしまった。
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