テニスのグランドスラム大会である全仏オープン（フランス/パリ、クレー）は大会２日目の２５日、シングルス１回戦が行われ、杉山愛（日本）がグランドスラム６０大会連続出場の大記録を達成したが、試合の方はＡ・レザイ（フランス）に3-6, 2-6のストレートで敗れ、記録達成に花を添えることは出来なかった。
１９９４年のウィンブルドンから足かけ１５年で記録を達成した杉山であったが、この日はキャリア初のツアー優勝を果たしたばかりのレザイに４度のブレークをされてしまうと、６１分でのストレート負けとなった。
また森田あゆみ（日本）もこの日の１回戦に登場したが、Ｔ・ガルビン（イタリア）に5-7, 5-7で敗退。グランドスラム本戦での初勝利は次回以降に持ち越しとなった。
この日に登場した上位シード陣では、第１シードのＤ・サフィーナ（ロシア）がＡ・ケタボング（英国）に6-0, 6-0に完勝したほか、第３シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）が、同胞のＢ・マテック（アメリカ）に6-1, 4-6, 6-2で勝利、それぞれ２回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｃ・ウォズニアキ（デンマーク） (10) vs. Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア）, 4-6, 7-5, 中断
Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (12) ○-× Ｒ・デ=ロス=リオス（パラグアイ）, 6-3, 6-1
Ｍ・バルトリ（フランス） (13) ○-× Ｐ・パルメンティエ（フランス）, 3-6, 6-1, 6-3
Ａ・グラッチ（アメリカ） ○-× Ｆ・ペネッタ（イタリア） (14), 6-1, 6-1
鄭潔（中国） (15) ○-× Ｓ・コーエン‐アロー（フランス）, 6-1, 6-3
Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ） ○-× Ｐ・シュニーダー（スイス） (17), 6-4, 6-3
Ｄ・チブルコワ（スロバキア） (20) ○-× Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ）, 6-4, 2-6, 6-4
Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） (22) ○-× Ｅ・ガロビッツ（ルーマニア）, 6-1, 6-4
Ｐ・エルコグ（スロベニア） ○-× Ａ・クレイバノワ（ロシア） (23), 6-2, 4-6, 6-1
Ｍ・デュケ=マリーノ（コロンビア） ○-× Ａ・チャクエタゼ（ロシア） (26), 3-6, 6-4, 6-4
Ａ・サバイ（ハンガリー） (29) ○-× Ｃ・デントニ（イタリア）, 6-3, 6-4
Ｌ・ドミンゲス=リノ（スペイン） ○-× Ｂ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）, 6-1, 4-6, 9-7
Ｍ・コリツェワ（ウクライナ） ○-× Ｐ・メイヤー（オーストリア）, 6-1, 6-1
Ｏ・ロゴウスカ（オーストラリア） ○-× Ｍ・キリレンコ（ロシア）, 6-4, 6-4
Ｊ・クレイバス（アメリカ） ○-× Ｔ・ピロンコバ（ブルガリア）, 7-5, 6-2
Ｊ・グロス（オーストラリア） ○-× Ｋ・レスン（フランス）, 6-4, 6-3
Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ） ○-× Ｋ・オブライエン（英国）, 6-1, 6-1
Ａ・アマンムラドワ（ウズベキスタン） ○-× I・パブロビッチ（フランス）, 6-3, 6-4
Ｍ・シャラポワ（ロシア） ○-× Ａ・ヤキモバ（ベラルーシ）, 3-6, 6-1, 6-2
Ｋ・フリッペンス（ベルギー） ○-× Ｓ・フォレッツ（フランス）, 6-1, 4-6, 6-4
Ｌ・サファロバ（チェコ共和国） ○-× Ｓ・リシキ（ドイツ）, 6-2, 1-6, 6-1
Ｔ・タナスガーン（タイ） ○-× Ｃ・パン（フランス）, 6-3, 5-7, 7-5
Ｌ・フラデカ（チェコ共和国） ○-× Ｙ・モイスバーガー（オーストリア）, 6-1, 6-2
Ｍ・ラシェール・ダ・ブリート ○-× Ｍ・サウス（英国）, 0-6, 7-6 (7-5), 7-5
今大会の優勝賞金は１０６万ユーロ。
（2009年5月26日9時01分）
