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男子テニスツアーのＢＭＷオープン（ドイツ/ミュンヘン、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は１０日、シングルス決勝が行われ、第４シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）が、Ｍ・ヨージニ（ロシア）を6-4, 4-6, 7-6 (7-5)で下し、今季初優勝を飾った。

大会のトロフィーと優勝賞金７万１７００ユーロを手にしたベルディフは「自分が愛するスポーツの大会で優勝して、こんな賞品をもらえるなんてまるで夢のようだね。本当に信じられないよ。」と優勝の副賞であるＢＭＷの新車を背に喜びを語った。

この日の試合はお互いに譲らぬ接戦となり、第３セット第１１ゲーム、ヨージニのサービスゲームでベルディフがマッチポイントを３度握るも、ヨージニが粘り、優勝の行方はタイブレークに委ねられた。

タイブレークで先にリードを奪ったのはヨージニ。５－１とリードを広げ優勝まであと２ポイントに迫ったが、そこからベルディフが猛反撃をみせ６ポイントを連取、２時間３４分のマラソンマッチに終止符を打った。

昨年のジャパン・オープン以来のツアー優勝を果たしたベルディフは「前のタイトルからそんなに時間がかからないで満足している。東京での優勝は半年前だった。このことはランキングを上げてトップ１０に再びなるためには必要なこと。だから今週は素晴らしかったし、ここでの時間は本当にエンジョイできたよ。」とコメント。ベルディフは２００７年８月にキャリア最高となる世界ランク９位を記録している。

一方、準優勝に終わったヨージニは「自分のプレーを取り戻すために苦しい時間が続いているけど、その成果は現れているようだね。」と復調に自信を持ったようだ。