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男子テニスツアーのSAPオープン(アメリカ/サンホセ、賞金総額53万1000ドル、ハード)は初日の月曜日に、日本期待の錦織圭(日本)がナイト・マッチで1回戦を行い、昨年の全米オープン8強のG・ミュラー(ルクセンブルグ)を7-5, 6-2のストレートで下し、元気な姿を見せた。
この日の試合で錦織は、第1サーブでは87%、第2サーブでも55%と安定したサービス・ゲームを展開し、第1セットでは1度のブレークを許すも、相手のサーブを合計4度ブレークに成功するなど圧倒。わずか63分で昨年の全米オープンでベスト8進出を果たしたミュラーを寄せ付けなかった。
今季開幕戦のブリスベンで、見事ベスト8入りを果たした錦織だったが、その試合で右腕を痛め、続くオークランドでは初戦で棄権を強いられた。不安が残るまま迎えた全豪オープンでも、完治していない怪我からかプレーに精彩を欠き、初出場の全豪オープンで初勝利とはいかなかった。
その全豪オープンでも3回戦進出を果たし、スランプから抜け出しつつあるミュラーだったが、この日は錦織の力強いストロークに押され、第1セットを終盤の競り合いで落とすと、第2セットは一気にリズムを奪われたしまった。
錦織は2回戦では、第2シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と予選から勝ち上がったA・ストッピニの勝者と顔を合わせる。順当に行けばデル=ポトロと対戦となり、昨年の全米オープン4回戦以来の対戦となり、リベンジを狙いたい。
この日登場したシード勢は明暗が別れた。第4シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)は予選勝者のD・メッフェルト(ドイツ)を5-7, 6-3, 6-1の逆転で退けたが、第7シードのI・クニツィン(ロシア)はC・ロクス(ベルギー)に2-6, 6-7 (7-9)のストレートで敗れる波乱に見舞われた。シュティエパネックはG・カナスとC・グシオネ(オーストラリア)の勝者と、ロクスはT・ハース(ドイツ)とそれぞれ2回戦を行う。
ハースは予選勝者のL・ポルシュケを6-1, 7-6 (10-8)で下しての勝ち上がり。ハースはその後、ナイト・マッチに予定されていたP・サンプラス(アメリカ)とのエキシビションで、かつての王者と対戦した。当初、J・ブレーク(アメリカ)が出場する予定だったが、ダブルスの1回戦で背中を痛めたブレークが大事を取りハースが代役を務める形となった。その試合は7-6 (7-4), 4-6, 12-10の接戦の末、ハースに軍配が上がり、詰め掛けた観客を大いに沸かせた。
その他の試合では復活を懸けるT・デント(アメリカ)がB・レイノルズ(アメリカ)を6-3, 6-4で、F・セラ(フランス)がJ・ニエミネン(フィンランド)を7-5, 6-7 (1-7), 6-4で下し2回戦進出を決めた。デントは第8シードのR・ジネプリ(アメリカ)と予選勝者のT・ウィドムの勝者と、セラは、第3シードのブレークとV・スペーディア(アメリカ)の勝者と2回戦を戦う。
今大会の優勝賞金は9万3900ドル、優勝ポイントは250。
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