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(カナダ、モントリオール)
ロジャーズ・マスターズ(賞金総額245万ドル)は10日、シングルス準々決勝を行い、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのA・ロディック(アメリカ)との初対戦を7-6 (7-4), 6-4のストレートで制し、準決勝に駒を進めた。
2003年のUSオープン覇者であるロディックは、昨年も同大会の決勝に進んだものの、これ以上のグランドスラム大会での活躍は厳しいと見られている。一方で20歳のジョコビッチはR・フェデラー(スイス)とR・ナダル(スペイン)の二大巨頭の対抗馬として注目を浴びている。
この準々決勝では、ジョコビッチのサーブが好調で、13本のサービスエースを放ち、第1サーブが入った時のポイント獲得率は81%に上った。第1セットをタイブレークで奪ったジョコビッチは、第2セットの4-4の場面でロディックのサービスをブレークすると、最後は自身のサービスをキープし試合に終止符を打った。
ジョコビッチは今季目覚しい活躍を遂げており、世界ランクも最高で3位、現在も4位につけている。今季はインディアンウェルズの大会を含めて3勝しており、全仏・ウィンブルドンでもベスト4入りを果たした。ジョコビッチの準決勝の相手はナダルとF・ダンチェビッチ(カナダ)の勝者となる。
昨年覇者のフェデラーは、準々決勝ではL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦し、13本のエースを放ち、6-3, 6-4で下した。これで両者の対戦は2004年以降フェデラーの10連勝となった。
両者は2004年の全米決勝でも戦っており、そのときもフェデラーが6-0, 7-6(7-3), 6-0で勝っていた。このときがフェデラーのUSオープン3連覇の最初の年で、今年は4連覇を狙う。
フェデラーは準決勝でR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。シュティエパネックは準々決勝で第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-4, 7-5で下した。
シュティエパネックは今大会絶好調で、第6シードのF・ゴンサレス(チリ)、第12シードのT・ハース(ドイツ)に続き、シード勢を撃破した。
ダビデンコはこれまで不調が続いており、6月以来久々に好調なプレーを見せていただけに残念な敗退となった。ダビデンコは先週のポーランドの大会の2回戦で棄権したが、それが賭けに関与していたのではないかとしてATPの調査の対象となっている。
金曜日のナイトマッチでは、第2シードのナダルがダンチェビッチと対戦する。地元の応援を背に受ける世界ランク91位のダンチェビッチは、木曜日にF・ベルダスコ(スペイン)を4-6, 6-4, 6-3で退けてのベスト8入り。一方2005年の覇者ナダルは木曜日にP・H・マチュー(フランス)を3-6, 6-3, 6-2で振り切ってベスト8進出を決めている。
今大会の優勝賞金は40万ドル。
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