| HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(イギリス、イーストボーン)
ウィンブルドン前哨戦として最後の大会となる国際女子オープン(賞金総額60万ドル、ティア2、芝)は、世界ランク1位で、先日全仏オープン3連覇を達成したばかりのJ・エナン(ベルギー)を第1シードに迎え月曜日に開幕した。
エナンは昨年のウィンブルドン決勝で、第1セットを先取しながらもA・モレスモ(フランス)に逆転で敗れ、四大大会中唯一手にしていないタイトルをあと一歩のところで逃していた。今年はトップシードとして同大会制覇を狙い、「ウィンブルドンは常にチャレンジ。長いクレーシーズンから短期間で芝に調整しないといけない。かつて1回戦で敗れたこともあるし、決勝でも2度敗れている。そんな敗戦のイメージは忘れて頂点目指して突き進むだけ。」と意気込む。
一方で、「四大大会全てで優勝することが必ずしも最高の幸せかどうかは分からない。」とも語る。私生活の苦難も乗り越えて勝ち取った今回の全仏オープンの3連覇こそ、「自分にとっては今は何よりも格別な物だった」と振り返る。
年初の全豪オープンは連覇がかかっていたにも関わらず、直前の離婚が精神的負担となり欠場。それがきっかけとなってか、長らく断絶状態だった父親と2人の兄弟との関係を修復し始めた。「今やっと本当の自分でいられるようになった。とても幸せ。」と、テニス人生において、精神的に最も安定した時期にあると言う。今大会は初出場の去年に続く2連覇を狙い、水曜日に初戦を行う予定。
第2シードには、昨年のウィンブルドンで優勝を飾ったモレスモがエントリーしており、同じく水曜日に初戦を行う。この日試合を行った唯一のシード選手は第5シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)で、3-6, 6-4, 6-4でS・ストザー(オーストラリア)に逆転勝利した。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.