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(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン7日目の22日は、男女シングルス4回戦が行われ、上位選手らによる熱戦が期待される。
男子第2シードのA・ロディック(アメリカ)は、このところ成長著しいM・バフデイティス(キプロス)と対戦する。両者とも観客の層こそ違え、今大会では声援がもっとも大きい選手たちである。ロディックは女性ファンも多く、暑いメルボルンではビキニ姿の女性応援団も見られる一方、バフデイティスはギリシャ系移民の大サポーター軍団が連日あたかもサッカーの応援を思わせるような熱い声援を送っている。
ロディックは2003年USオープン以来自己2つ目となるグランドスラム・タイトルを狙っているが、今大会は好調でこれまで1セットも落とさない勝ち上がりを見せている。
一方まだ19歳でこれが去年USオープンに次いで2度目の四大大会出場となるバフデイティスは、ロディックからも「気をつけないといけない選手」と言われるほど、その活躍ぶりに注目が集まっている。
その両者の勝者は、同じく今日行われる第7シードI・リュビチッチ(クロアチア)対2002年全豪オープンチャンピオンで第10シードのT・ヨハンソン(スウェーデン)の勝者と準々決勝で戦う。
その他、第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)は、3回戦で第20シードのJ・ブレーク(アメリカ)をストレートで下して波に乗る第16シードのT・ロブレド(スペイン)と対戦。第11シードのD・フェレール(スペイン)は、3回戦で第8シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)を倒す波乱を演じたF・サントロ(フランス)と対戦し、それぞれ両者が準々決勝で顔を合わせる。
女子では、まずはトップシードのL・ダベンポート(アメリカ)対2004年USオープン覇者で第14シードのS・クズネツォワ(ロシア)との対戦に注目。これまで3度の対戦のうち、初回の2004年USオープン準決勝ではクズネツォワに、その後の2戦は去年のウィンブルドン準々決勝も含めダベンポートに軍配が上がっている。
この二人の勝者とベスト8対決となるのは、J・エナン=アルデンヌ(ベルギー)対V・ルアノ=パスクアル(スペイン)戦の勝者。
若手スター同士の対戦で期待されるのはなんと言ってもナイトセッション第1試合の第4シードM・シャラポワ(ロシア)対第17シードD・ハンチュコバ(スロバキア)戦。3回戦では、シャラポワはJ・コスタニッチ(クロアチア)にわずか1ゲームしか許さない圧勝をとげており、また一方のハンチュコバは昨年度チャンピオンのS・ウィリアムズ(アメリカ)をストレートで下す殊勲を見せての勝ちあがりである。
第6シードのN・ペトロワ(ロシア)とE・ヴェスニナ(ロシア)の4回戦も行われ、その勝者がシャラポワまたはハンチュコバと次に対戦する。
女子ダブルスでは、第1試合で第9シードの浅越 しのぶ(日本)&K・シュレボトニック(スロベニア)(スロベニア)組が、第8シードのL・フーバー(南アフリカ)&F・スキアボーネ(イタリア)組と対戦する。
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