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第3シードのヒューイットを破ったチェラ |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストラリア、メルボルン)
全豪オープン4日目の男子の試合では、R・フェデラー(スイス)が順当に3回戦に進んだ一方、地元出身の第3シード、L・ヒューイット(オーストラリア)がJ・I・チェラ(アルゼンチン)に足元をすくわれ、4-6, 4-6, 7-6(8), 2-6でまさかの2回戦敗退を喫した。
地元の大声援を受けて、ロッド・レーバー・アリーナに登場したヒューイットは、試合途中に足首の痛みを訴えるなど本調子ではなく、現在ランキングを51位まで落としているチェラに金星を献上してしまった。昨年は準優勝に輝き、今年は父親になって初めての地元でのグランドスラムだっただけに非常に残念な結果となってしまった。
序盤から動きに硬さの見えるヒューイットに対して、チェラは肩の力が抜けたプレーで第1、第2セットを連取。第3セットはヒューイットが意地を見せタイブレイクの末に勝ち取るが、第4セットではまたもチェラの猛攻に遭い、反撃ならぬまま試合終了となった。
今大会第1シードのフェデラーは、6-1, 6-4, 6-0と対戦相手のF・マイヤー(ドイツ)にわずか5ゲームしか与えない完勝で、次の試合ではD・サングイネッティ(イタリア)を下した第30シードのM・ミルニ(ベラルーシ)と対戦する。
「今日は自分のプレーには満足している。改善点が見つからないくらいにね。もう少し僕のキャリアの後半に来れば、きっと他の選手より足が遅くなってくるだろうから、もっとネットに詰めてポイントを取ったほうがいいかもしれないけどね。今はその必要は無いね。今はリラックスしてプレーできているから、それほどエネルギーを使っていないし、後何年かは今のプレースタイルを続けられると思うよ。」と語った。
男子のその他の試合では、第5シードのN・ダビデンコ(ロシア)、第6シードのG・コリア(アルゼンチン)がそれぞれ順当に3回戦に駒を進めた。また、前哨戦のクーヨン・クラシックでフェデラーを下したT・ハース(ドイツ)も6-0, 6-1, 6-2でP・ゴールドスタイン(アメリカ)を圧倒して、2回戦を突破している。
(2006年1月19日)