テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間4日(現地3日)、女子シングルス準々決勝が行われ、第23シードの大坂なおみが第11シードのK・ムチョバ(チェコ)を6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下し、同大会では5年ぶり3度目、四大大会では出産後初のベスト4進出を果たした。試合後の会見で大坂は「母になってからは以前より集中力が増したかもしれません」と語り、出産後の自身の変化について明かした。
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27歳で世界ランク24位の大坂が同大会に出場するのは2年連続9度目。2018年と2020年に優勝を飾っている。
今大会は1回戦で世界ランク106位のG・ミネン(ベルギー)、2回戦で同47位のH・バプティスト(アメリカ)、3回戦で第15シードのD・カサトキナ(オーストラリア)、4回戦で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)を下し8強入り。大坂が四大大会で準々決勝に進出するのは2021年2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来、約4年半ぶり5度目。2023年7月に出産してからは初となった。
29歳で世界ランク13位のムチョバとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、両者キープが続くも終盤の第10ゲームでブレークに成功した大坂が先行する。
続く第2セットでは、ネットプレーを多用するムチョバの展開の速いテニスに苦しみ、2度のブレークを許した大坂だったが、攻めの姿勢を崩さず自身も2度のブレークに成功。その後、突入したタイブレークを制した大坂が全米オープンでは5年ぶり3度目、四大大会では出産後初の準決勝に駒を進めた。
試合後の会見で大坂は、母親になってからの自身の変化について明かした。
「母になってから、最初は自分にプレッシャーをかけすぎて思い詰めていました。でも今は期待を手放して、ただ楽しんでプレーしようと思っています。母になってからは以前より集中力が増したかもしれません。今はもっとフォーカスしていて、ポイント構築や体力を温存する大切さも理解できていると思います」
また、ラメを施しキラキラと輝くド派手なウエアで今大会に臨んでいる大坂は、「見た目が良ければ気分も良くなると思います。服によってキャラクターが変わるような感覚もあります。セリーナ、ビーナス、シャラポワを見て育ったので、それを続けるのは楽しいことだと思っています」と語り、衣装へのこだわりを明かした。
さらに、大坂は次戦で対戦する第8シードのA・アニシモワ(アメリカ)についても言及。準決勝に向けて意気込みを語った。
「彼女(アニシモワ)はツアーの中でも最も才能ある選手の1人だと思います。正直、誰も彼女と対戦したいとは思わないでしょう。試合はとてもタフになると思います。彼女はネットに出たり強打したり、すべてのショットを持っている選手。でも私は安定したペースを保って、チャンスが来たらスピードを変えて揺さぶる、という作戦でいこうと思います」
なお、大坂とアニシモワはこれまでに2度対戦しており、大坂はいずれも敗れている。2連敗中の大坂がアニシモワから初白星を挙げ、決勝進出を果たせるか注目が集まる。
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