男子プロテニス協会のATP公式サイトは22日、20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)で初優勝を飾った世界ランク145位のJ・フォンセカ(ブラジル)の大会後のコメントを掲載。フォンセカは同大会を振り返るとともに「僕の夢は世界ランク1位になることだ」と語った。
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今月行われた20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズで、予選ラウンドロビンから全勝優勝を成し遂げた18歳のフォンセカは「自分自身を誇りに思う」と話しながらも、これは単なる始まりに過ぎないと主張した。
「もし今年の初めの自分に、今年自分が成し遂げたことを伝えたら、きっと彼は驚いて信じないだろう。自分自身が身体的にも精神的にもこれほど成長したのは驚くべきこと。精神的にとても強くなり、トップ50やトップ20の選手に勝つことができた。自分を誇りに思うが、もちろんもっと高みを目指したい。僕の夢は世界ランク1位になることだ」
またフォンセカと同じく18歳で同大会を制し、その後複数のグランドスラムで優勝して世界ランク1位に上り詰めたJ・シナー(イタリア)とC・アルカラス(スペイン)についても言及し、自分が同じ道を歩めると信じていると話した。
「これは良い意味でのプレッシャーだ。Next Genで優勝できたことは、自分が正しい道を進んでいる証。彼ら(シナーやアルカラス)がこれまで成し遂げてきたこと、そしてこれから成し遂げるであろうことと同じ、もしくはそれ以上のことを自分も達成したい。彼らと対戦できるのを楽しみにしているし、グランドスラムの大舞台で戦える日を夢見ている。それが自分の目指す場所だ」
そしてフォンセカは会場での熱狂的なファンからの応援についてこう語った。
「この1週間は本当に素晴らしかった。他の国から来た人たちが自分を応援してくれるのを見て、とても感動した。彼らは僕を応援する義務なんてないのに、応援してくれる。それがとても嬉しかった。僕は観客を楽しませるのが好きなんだ。大事な場面では観客の助けが必要だし、その時には楽しんでもらえるように心がけている。ここでブラジルのファンを見られたのも素晴らしい経験だった。1週間を通じて応援してくれるグループがいて、彼らが自分や祖国のために声援を送ってくれる姿を見られたのは感動的だった」
また、3年前までは選手たちのサインを貰うことが楽しみだったというフォンセカ。今では自分がファンにサインをする立場となり、次世代のテニスプレーヤーたちに夢を与えていることに「慣れない部分もあるが、僕が子どもたちにテニスを始めるきっかけを与えられていると思うと、とても嬉しい気持ちになる」と話した。
今年目覚ましい成長を見せた18歳、来シーズンのさらなる活躍に期待が高まる。
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