男子プロテニス協会のATP公式サイトは22日、男子テニスの20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)に出場した18歳のJ・フォンセカ(ブラジル)らにアドバイスを送った元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)のコメントを紹介した。
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38歳のナダルはATPツアー92個のタイトルを獲得。特に全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では14度の優勝を飾り、“赤土の王者”として君臨してきた。
そのナダルは今年11月の国別対抗戦デビスカップファイナルズ ファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)をもって現役を引退したが、今回はサウジアラビアで開催されていたNext Gen ATPファイナルズを現地で観戦。その際、ATPの企画で、自身より20歳若い選手フォンセカにアドバイスを送った。
フォンセカはナダルに対しコート上での勝負強さの要因は何か?と質問。これに対しナダルは以下のように答えた。
「僕にとっては、ベストを尽くさなければ家に帰っても落ち着かないという個人的な感情だね。最後には、自分に満足できないことが怖くなるんだ。負けることもあるし、ひどいプレーをすることもあるし、いいプレーをすることもある。でも、どんな状況でもベストを尽くすという個人的な責任を持つこと。もし、精神的に余裕があり、挑戦を受け入れることができるのであれば、ひどいプレーをしていても、今日持っている力を出し切って戦わなければならない。そして次の日には、もう少しいいプレーをして試合に勝つことができるだろう」
そして、18歳のフォンセカはNext Gen ATPファイナルズにおいて、出場8選手中最も世界ランクも低く、第8シードでの参戦だったが、優勝候補のA・フィス(フランス)らを下し5試合全勝。1度も敗れることなくタイトルを獲得した。
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