テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間4日(現地3日)に男子シングルス準々決勝が行われ、第20シードのF・ティアフォー(アメリカ)と第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が対戦したが、ディミトロフが第4セットで途中棄権しティアフォーが2022年以来2年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。スコアはティアフォーからみて6-3, 6-7 (5-7), 6-3, 4-1。
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2022年にはベスト4、昨年はベスト8入りを果たしている26歳で世界ランク20位のティアフォー。今大会はB・シェルトン(アメリカ)やA・コバチェビッチ(アメリカ)らを下し4回戦に進出すると、昨年王者のN・ジョコビッチ(セルビア)を3回戦で破った第28シードのA・ポピリン(オーストラリア)を下して8強入りした。一方のディミトロフは4回戦で第6シードのA・ルブレフをフルセットで破っての勝ち上がり。
この試合、ティアフォーは2度のブレークに成功し第1セットを先取。第2セットも先にブレークしたティアフォーだったが、その後ブレークバックされると、タイブレークでは最後に痛恨のダブルフォルトを犯しセットカウント1-1に追いつかれる。
第3セットもティアフォーは先にブレークし優位に進めると、第8ゲームからディミトロフに左足の痛みの症状が出てくる。顔を引きつらせサービスを放つなど苦しそうな表情を見せるなか、第9ゲームではサービスを満足に放つことができない。このゲームでティアフォーがブレークに成功しセットカウント2-1と勝利に王手をかけた。
第3セット終了後、コート裏に戻り負傷箇所の治療を行ったディミトロフに対し、第4セット第2ゲームでブレーク。その後もプレーを続けたディミトロフだったが、第5ゲーム終了時に棄権を申請した。試合時間は3時間4分。
勝利したティアフォーは準決勝で第12シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準々決勝で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
無念の途中棄権となったディミトロフは2019年以来5年ぶり2度目となるベスト4進出とはならなかった。
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